京都の冬の楽しみは、非公開文化財特別公開の「京の冬の旅」。冬の観光コースにぜひ加えたい見どころです。
ミモロが、訪れたのは、茶道のお家元が集まる小川通の寺之内にある「本法寺」です。
ここは、室町時代に日親上人が創建して日蓮宗本山のひとつ。「わ~こんな大きなお寺が、ここにあったの知らなかった~」。まだまだ知らないお寺がいっぱいのミモロです。
このお寺の見どころは、まず、「巴の庭」という本阿弥光悦が作庭したと伝わるお庭。
庭の隅には、光悦垣と言われる竹の垣根が見られます。
ミモロは、もっとお庭が見える場所へと進みます。
「このお庭が巴の庭?」
広さ200坪というお庭には、3か所の築山で「巴」の紋を表現しているそう。でも、作庭当時から、かなり時間が経っているので、その形は、わかりにくくなっています。
「でもりっぱなお庭だよね~」
そもそも本阿弥家の菩提寺になったのは、光悦の曽祖父の本阿弥清信が将軍義教の怒りに触れ、投獄されたときに、獄中で日親上人と出会い、熱心な法華信者になったことから。「本法寺」は、創建以来、さまざまな歴史を経て、秀吉により現在の場所に移転したとき、本阿弥光悦は、私財を投じ、伽藍の整備に尽力したそう。
また、「巴の庭」の修復事業に伴い作庭されたのが、9個の石が配置された「十の庭」。庭には、石は9つですが、それを見る人に心(意志}があることから、その名(十と書いて、つなしと読みます)がつけられたというお庭です。
公開されているのは、庭だけでなく、長谷川等伯が描いた「佛涅槃図」(国指定重要文化財)。その大きさは、縦約10m、横約6mにおよぶ巨大な作品で、長谷川等伯61歳の時に、お寺に奉納したもの。今回は、複製を展示。でも毎年3月14日~4月15日には、真筆が拝観できるそう。
特別公開されているのは、長谷川等伯の「日堯上人図」や「波龍図屏風」。そして狩野山楽の大作「唐獅子図屏風」です。
「どれも迫力あったよね~」とミモロの感想。
境内には、長谷川等伯の銅像と光悦が植えたという松も。
堂々とした伽藍の「本法寺」。「ホント大きなお寺だね~」
境内の一角に、「摩利支天」が祀られていました。
「イノシシがいる~」そこにもお詣りしたミモロ。
帰り道は、茶道のお家元などの茶室がある小川通を経て…。「こっちが正面だったのかな?」
*「本法寺」京都市上京区小川通寺之内上ル本法寺前町617
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