2月17日は、京都の観光名所を巡る8回目となる「京都マラソン」が、盛大に行われます。
「わ～いよいよスタートだよ～」朝、9時に「西京極総合運動公園」をスタートして、ゴールの「平安神宮」までの42.95キロを、フルマラソンランナー16289人が目指します。
ペア駅伝は、214組428人。そして車いす競技者6人もそれぞれのゴールへと・・・。
テレビでスタートを見たミモロは、お友達といっしょに、「京都府立植物園」へ自転車で応援に向かいました。
この日は、植物園の入場は無料。ここは、コースの中継点の27.6キロ地点です。
「がんばれ～！」とミモロは、コースの脇で次々に現れるランナーに声援を送ります。
そばでは、まゆまろ君と舞妓さんも応援します。
「あ、こんにちは～」と、毎年、ここでお目にかかる山田元京都府知事。今は、大学のお仕事をなさっています。
「おや、ミモロちゃん、こんにちは～。元気ですか？」
「はい、元気で～す。大学のお仕事楽しいでしょ？」と伺うと、「う～なかなか忙しいんですよ～」と。知事さんとは、また別の大変さもあるようです。そこから、ミモロは、いつもランナーを応援する梅林のそばへ移動。
そこでも大きな声で「がんばれ～！」と応援。
「なんかいい香りがする～」そばの梅林は、ちらほら開花しています。
ランナーを応援しながらも、ちゃっかりお花見。
ミモロ、ちゃんと応援しなくちゃ～。知ってる人通るかもしれないでしょ！「あ、そうだよね～」
ベンチに座りながら、応援します。ランナーはミモロを横目に、走り続けます。
すでに昼過ぎ、トップランナーたちは、ゴールに到着している時間です。でも、走ることを楽しむ多くの人たちが、それぞれのペースで進んでいます。
ミモロとお友達は、植物園の応援を切り上げ、北山通に移動しました。
植物園の東側、「京都コンサートホール」への交差点に到着したとき、係の人がスピーカーで
「あと8分で関門が閉まります。みなさん、急いでください～」と。
ここは、第五関門で、最終の通過時間は、12時48分です。コースには、交通規制を解除する時間が決まっていて、6か所の関門をそれぞれ予定通過時間内に通過しなくてはなりません。最終時間をオーバーすると、そこで門がしまって、ランナーはリタイアになり、そこからバスでゴールに行くことに。「わ～もうすぐ門がしまっちゃうんだって～あそこの交差点になんとか時間内に入らないと～」とミモロは、関門である交差点を心配そうに見つめます。
「あと3分です。歩いている人は、急いでください！」とマイクで係の人がランナーに伝えます。
「マイクの声、後ろの方のランナーに聞こえてるかな？関門でいうより、もっと手前の場所で言ってあげないと、ランナーに聞こえないかも…」と、のんびり歩いているランナーを見て、ハラハラするミモロ。
「もうすぐ門がしまっちゃうよ～急いで～！」とお友達といっしょに、大きな声で叫びます。
その声に、気づいた何人かが、スピードをアップ。「がんばれ～」とミモロの声援、
「あと1分・・・」「わ～あと30秒・・・」「きゃ～あと10秒・・・」
そのたびにミモロは、大きな声でランナーに門が閉まるのを伝えます。
「わ～ついに門がしまっちゃった～」交差点には、関門停止の幕が広げられました。
「あ～もう少しだったのに～」と、あと１０メートルほどで到達できたランナーさん。「もっとアピールすれば、入れてくれたかも～」
いつもコースの途中で、ランナーを応援していたミモロですが、今回は、関門での応援。いつもより、いっそう熱を入れて、声を振り絞っての応援をしました。「なんか参加した感じがする～。次回は、関門の100メートルくらい前から応援したほうが、ランナーに役立つかも…」と思うミモロです。
コースには、まだ多くのランナーの姿が残っています。「ここからは、バスが用意されていますから、そちらに行ってください～」とのアナウンス。みんながっくり・・・走る気力も失せたのか、歩いてバスの待つ場所へと進みます。
「まだ、ランナー、バスのところに到着してないね～。きっと疲れちゃったんだじゃないの～」
この先にバスが用意されているのです。今回、完走したマラソンランナーは15382人。つまり約1000人がリタイアしたことに。全体の完走率は、９４．４％です。
今年、完走できなかった人も、参加することがすごいこと。それまで、きっと練習したことでしょう。それもすごい！
「何かにトライすることって素敵だよね～」とミモロは、参加したすべての人を尊敬のまなざしを注いでいました。
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