京都府庁の南、新町通沿いにある京友禅の染工房「髙橋徳」。そこは、京の伝統の染めの技による見事な友禅で知られます。また、1階のギャラリーYDSでは、全国の工芸作家さんやアーティストの企画展示などが開催され、ミモロも何度も楽しみにお邪魔しています。
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先日、「ミモロちゃん、ぜひ遊びに来てください~」と、ギャラリーを主宰なさっている高橋周也さんからご連絡を頂き、さっそく久しぶりお出かけしました。
「わ~お久しぶりで~す。ミモロちゃん、元気だった?」と高橋さん。
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「はい、すっかりご無沙汰しちゃって~…」とミモロ。コロナの影響で、予定していた展示会なども中止や延期などに…。
「ホント、いろんなイベントや展示会がなくなっちゃって、淋しい夏だったね~」とミモロ。
さて、今回伺ったのは、「高橋徳」の1階の和室にテナントとして「京ころも 久住」が春にオープンし、長らく延期されていたオープン記念展が、9月27日まで行われる運びに…。
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「え?ここに他のお店が入るの?」と、ギャラリーとしていろいろな作品が展示されたいた和室へ進みます。
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「ここは、展示スペースのまま…。久住さんの事務所は、その奥の和室ですよ」と。
「京ころも 久住」は、江戸時代から続く手描友禅染のお着物を、お誂えで作るお店。さらに和の装いにマッチした日本の手仕事の品々をご紹介。優れた技を持った職人と「こんなものが、欲しい~」と願う人を繋げ、その人だけの着物などを誂えるお手伝いをしています。
「すごい豪華な訪問着…」とミモロがうっとり眺めるのは、「隠れ蓑に宝尽くし文様」という色留袖の役割も果たせる格の高い訪問着が欲しいというご要望で誂えたもの。
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打ち出の小槌や、宝珠、巻物などのおめでたい宝尽くしの文様が、手描きによる細かい染めと共に、金箔、刺繍などが豪華に施されています。
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「すごい豪華なお着物…まさに家宝になりそう…」とミモロ。「あ、この刺繍は、こまどめの技法だ~」と熱心に見ていると、「久住」の方でしょうか、「よくご存じですね~」とミモロに声を…。「はい、ミモロ、作家さんにお誂えのお着物作って頂いたの~。その時、自分で京繍習って、やったの…すごく難しかったです~」と。作家さんや職人さんたちに教えていただき、ミモロもお手伝いした誂えの着物。その時の経験が、ミモロには宝物。作り方を知るだけに、その技術の素晴らしさがわかります。
また、テーブルには、同じ文様による「掛け袱紗」が展示されています。
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「掛け袱紗」というのは、贈り物やお祝いの品を渡す時、その上に掛ける布です。大昔、埃除けに布をかけたのに始まり、その後、贈る人の心を、受け取る人へのリスペクトから、布は、その思いを表すように、さまざま吉祥文様などが施されるようになりました。
「こういう日本のおもてなしの心を象徴する掛け袱紗、オリンピックのメダル授与の時に、メダルに掛けて運んだらいいのにね~特別感出るのに~」とミモロ。う~来年の夏の開催予定のオリンピックは、かなり規模縮小される気配…そういう費用ないんじゃないの…。
「あれ~バスケットがある~」と、床の間へ近づきます。
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これは、竹工芸作家の細川秀章さんの作品。細い竹を緻密に編み上げた鞄です。クラシックな雰囲気ですが、飛行機の機内に持ち込めるサイズという現代のライフスタイルにも適応しているもの。
「これ、和服だけじゃなくて、ドレスにも似合いそう‥」と、オシャレが大好きなミモロは興味津々。
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展示会を拝見した後、他のスペースには、さまざまな器が…「この雰囲気も素敵~」
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「あの~これなんですか?」と入口で見つけたのは、「高橋徳」が主催する町歩きツアーのお知らせ。
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「あ、それね!友禅工房の見学と、工程説明、そして水にまつわるスポット巡りのツアーです。
「ゆば、豆腐、和菓子や日本酒のお店なんか巡るの?」とミモロ。「そう、みんな京都の水で美味しくなってるんですよ~。友禅作るのにも水は欠かせませんから…京都の水って、本当にいろいろなものを生み出しているんです」と高橋さん。
「ミモロ、いつか参加したいで~す」と。2名以上の申し込みで、ひとり6500円。火曜、木曜、金曜日の午後1時から。
もちろん事前の申し込みが必要です。
上質の伝統工芸に触れたミモロ…ぜひ、覗いてみてください~
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