「今年は、五条坂も清水焼団地町、泉涌寺の陶器市、みんな中止になっちゃった~寂しいね~」と思っていたミモロ。
ある日、清水寺に通じる五条坂を歩いているとき、「あ、ここ一度ゆっくり入ってみよう~」と寄り道したのが、「京都陶磁器会館」です。


ここは、京都府のやきもの文化の発展振興の願いを込めて、昭和28年に設立された「京都陶磁器協会」により運営されている会館です。
この協会には、京都府内の陶芸家、窯元、電磁器産業、原材料生産者など、個人・企業が約210参加しているそう。
「京都陶磁器会館」では、京都で活躍する作家、窯元の作品のみを厳選し、常設展示および販売を行っています。
五条坂の角にあるガラス張りのモダンな建物…外光がやさしく注ぐ館内には、さまざまな京焼の作品が展示されています。


「あの~拝見してもいいですか?」とミモロ。「はい、どうぞ、ごゆっくりおすごしください~」とスタッフの助田さん。

「あの~ここには、どういう作品があるんですか?」とミモロ。「はい、京都に窯を構える作家さんの作品だけです」と。「ということは、滋賀県や大阪の作家さんはダメなの?」とミモロ。「はい、京都に窯を持っている人だけです…」と。
さっそく館内を見て回ることに…


注目も若手作家さんの作品もいろいろ。ここに来れば、京都で活躍する陶芸作家さんたちの作品がいっぺんにたくさん見ることができます。


「そろそろお茶碗、新しいのにしようかな~」とミモロ。「今より、少し大きいのがいいなぁ~」と、さすが食いしん坊。
会館の奥では、なにやら作業をする方の姿が…

ここでは、毎日、陶芸家さんの製作過程が見られる実演をしています。

この日は、絵付けの実演です。
「あれ?前にもどこかで会ったことありますね~ミモロちゃんでしょ?」と。「はい…そういえば…お目にかかりました。どこだっけ~」と、あまりにいろいろな場所に行っているミモロです。
「ちょっとやってみる?」と、特別絵付けを体験させていただきました。

「そう、上手ね~」と。「え~そうですか~」と褒められて、ちょっと鼻が膨らむミモロでした。
「あ、ネコの絵が描いてある~」と可愛いネコの姿が描かれた湯吞みです。

「ここにもネコがいる~」と陶器のネコのお人形も見つけました。

かわいい御所人形も…

「2階にも展示室がありますよ~。どうぞ~」と助田さんにいわれ、2階のギャラリーへ。

現在ここには、茶道具が並んでいます。


技巧を凝らしたお道具の数々…。「芸術性を感じるね~」とミモロ。
そもそも京焼の特徴というのは、種類やスタイルの豊富さにあるそう。平安時代から文化の発信地である京都は、あらゆる分野でその時代の最先端の製品を求められた歴史があります。陶磁器もそのひとつで、京焼といわれるものは、他の陶磁器の産地に比べても、その作風や技巧の種類の幅広さが見られます。全国に陶磁器の産地が次々に発展する中、京焼は安価な大量生産ではなく、少量生産の高級品路線を歩むことに。
また、明治以降、より優れた作品づくりのために、絵画学校や陶磁器試験場などを設立、多くの若手作家の育成にも取り組みます。
京焼には、暮らしの中で使いやすいという機能性だけでなく、そこに長い歴史の中で育まれた芸術性が盛り込まれているのも特徴的。
「そこにあるだけで、素敵~って思うものがいっぱい…」と、作品を見て思うミモロです。

「ここに来たら、ホント、京焼、たくさん見られるね~。京都のお土産にしたいものも見つかるかも…」とミモロ。
ぜひ、京都旅の折に行ってみてはいかがでしょ?
*「京都陶磁器会館」京都市東山区東大路五条上ル遊行前町583-1 ☎075-541-1102 開館時間10:00~18:00 木曜休み 入館無料
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