「わ~い、いいお天気~さぁ、お出かけしよう…」と、ミモロが自転車で向かったのは、「北野天満宮」です。
この日、コロナの影響で中止されていた「天神市」が、7か月ぶりに再開されたのです。
晴天もあり、そして久しぶりの天神市を心待ちにしていた人たちで、骨董屋、古着、陶器や雑貨を扱う露店はいっぱい。
「結構人出があるね~」と、ミモロは、マスクをして露店を次々に巡ります。
毎月25日の天神市には、約1000軒の露店が出店しますが、この日は、それより少なめ…。露店の間隔もやや広めにとってあります。
それぞれの露店の間には、ビニールシートが下がっていたり、各店先には、消毒用アルコールが設置されて、コロナ対策に気を配ります。
さらに、境内での飲食は禁止。お好み焼きもたこ焼きも、みんな持ち帰り用です。
ミモロが大好きなベビーカステラのお店には、長蛇の列。持ち帰り用と書かれていて、その場で食べてはいけません。
いろいろな露店が並ぶ中、ミモロが興味を示すのは、ちょっと変わったものばかり…。
人形やミニカーなどを中心に見ているよう…
「クラシックなテディーベアだ~」と見つめるミモロ。「あんたもクマなの?」とお店の人。「ううん、ネコです」「え~そうなの」とビックリ。う~そんなに驚かなくてもいいのに…と、口には出さずに思うミモロでした。
「この椅子、ミモロサイズだ~」確かにピッタリ。
でもおうちに椅子はあるので、見るだけに…
次に足を止めたのは、七味唐辛子のお店。「ちょうど七味なくなっちゃってるから、買おう~」と。
「山椒がたくさん入ったのください~」と。「あの~どうやって保存したらいいんですか?」と尋ねます。
「口をしっかり閉めて、冷蔵庫に入れてください。1か月は香り保てますよ‥」とお店の方。
「あの~なんでキツネさんいるんですか?」と次々に質問するミモロ。
「はい、伏見から来ているんです。いつも伏見稲荷大社でお店だしてます」と。「あ、なるほど…それでキツネさんが店番してるのね」と納得。
さらに境内を歩き回るミモロ。
突然、気になるお店を見つけたよう…
「あの~見ていいですか?」とお店の方に。「はい、どうぞ~」なんでも金沢からいらした骨董屋さん。
江戸時代と言われる招き猫やダルマなどが…
ミモロが興味を抱いたのは、細密画が施された九谷焼のオチョコです。
洒落た模様やユーモラスな図柄など、小さな酒器に描かれた絵の見事さに心惹かれるミモロです。
ひとつ1000~3000円くらいで、ミモロが見ていると、次々に人が立ち止まり、手にしていきます。
「あ、これ欲しい~」とミモロが見つけたのは、万古焼の急須です。
側面には、絵が刻まれ、また内側には、小さな茶こし部分が見えます。
「あの~これなんに使うんですか?お習字の水滴?でも茶こしが付いてるし…???」と首をかしげるミモロ。
「それは急須ですよ~。玉露なんか飲む…」とご店主。「え~でも茶葉でいっぱいでお茶でないんじゃないの?」とミモロ。
「う~おうちでやってみてください~」と。「あの~これいくらですか?ミモロのお小遣いで買えるかな?」と心配そうに尋ねます。
「2000円です~」と。「え~本物の大きな急須より高い…」と持っていた手を放すミモロ。
その様子を見たご店主が…「1000円でいいですよ~」と。「それなら…買えるかなぁ~」と。それ以上は値引きできないということなので。
包んでもらったミモロです。
さて、帰宅して、さっそく急須を使ってみることに…
普通の急須と比べても、かなり小さな急須です。「でも、小さいけど、こっちの方が風格あるね~」とミモロ。
中も、大きな急須と同じように丁寧なつくり。古いものではないそうですが、ミモロにはピッタリのお茶道具です。
実際、茶葉を少し入れてお湯を注ぎ、お茶を楽しむことに…。口から出るお茶も美しく、タレることもありません。
「すごい、本格的だ~」とそばで見ていたミモロ。
「では、頂戴します~」と、前から持ってる九谷焼の器を茶器にして一服。
「なんか思ったより、本格的で美味しいね~。今度お友達が来たら、ミモロ、これでおもてなししよう~」と。
また、ミモロのコレクションが増えました。
ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより
人気ブログランキング
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
GOTOキャンペーンでお得な旅へ!