「京都御苑」の南、烏丸御池から、烏丸通にそって北へ進むと、そこにお香の老舗「松栄堂」があります。本店の隣にモダンな建物が…
「あれ?ここなんだろ?」とミモロは、足を止めました。

「薫習館(くんしゅうかん)」という標示が…。「入ってみよう~」と好奇心旺盛なミモロは、中へ。
「いらっしゃいませ~」とエントランスにいらしたスタッフの方。

「あの~ここなんですか?」とミモロ。
「はい、ここは、香りをもっと知って、楽しんでいただくための場所なんですよ~」と。
なんでも昭和34年に建設された建物を「日本の香り文化の情報発信拠点」としてリニューアルした施設だそう。
そもそも「松栄堂」は、1705年に創業したお香の老舗。そのルーツは、丹波篠山で商いをする「笹屋」に始まり、三代目の頃に、本格的に香づくりが行われます。そして現在は、12代目…香づくり一筋に…多くの神社仏閣をはじめ、茶道の関係者など、日本文化に関わる人だけでなく、多くの人に愛される香りを生み出しています。
平成30年に京都本店改装にあたり、隣接した建物を香りに触れ合う場所として「薫習館」を開設したのでした。
「なんか広くて、素敵な場所…クンクン…いい香り~」と、館内に入ったミモロ。
誰でも気軽に入館できるスペースで、入場料は無料です。
エントランスから広がるスペースは、「香りのさんぽ」といういろいろな香りに触れる場所。

そこには、大きな白い箱が天井から下がっています。

その下の床には、そこに立つように指示が…

「このボックスの中にはいるんじゃないの?」そう、それぞれのボックスには、異なる香りが満たされていて、その違いを実感できるのです。
ミモロは、小さいので手にのって、ボックスへ。

「わ~いい香り…まるで森の中にいるみたいな感じがする~」と…。

マスクをしていても、その芳しい香りはよくわかります。
次は、「香りの柱」というお香の原材料の香りが体験できる場所。

白檀や乳香などいろいろな香りの材料が、白いラッパに鼻を近づけると、よく感じることができます。
「原材料の香りを覚えて、それをいろいろ組み合わせて、いろんな深みのある香りが作るんだって…」
スペースでひときわ目を引くのが、大きな白檀の木。

これだけ大きなものは、珍しいそう。実際に触って鼻を近づけることもできます。
さらに奥の壁には、いろいろな香木のふるさと、熱帯雨林の林で育まれる香木が展示されています。


「ここは、なんだろ?」と窓際にあるボトルへ。

いろいろな香りを組み合わせたボトル…その違いを体験できます。
「あ、ミモロ、この香り好きだなぁ~」と、お気に入りの香りを見つけたよう…。
いい香りに触れると、気持ちもリラックスするもの…。
いろいろな香りを知ったミモロは、館内を進み、奥へと向かいます。

「あ、松栄堂本店に通じてるんだ~」

さまざまな種類のお香が揃う店内へ。

「前に、ここで匂い袋作る体験したことある~」と。

お店に並ぶ多数のお香。「どれにしようかな?」とあまりの種類の多さに迷います。

そういう時は、お店の方に相談しましょう。香りのスペシャリストの店員さんが、アドバイスしてくださいます。
実際に、気になるお線香などを火を付けて香りを試すこともお願いできます。

自分のお気に入りの香りで過ごす暮らし…コロナの影響でおうち時間が増えて、いっそう素敵な香りが恋しくなります。
ぜひ京都に来たら、自分好みの香りを探してみてはいかがでしょ?
*「松栄堂」の詳しい情報はホームページで オンラインショップもあります。
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