M's World

食と酒にまつわるエトセトラ

600mmの余裕

2010年08月11日 | グルメ
600mmの余裕

以前、急に都合が悪くなって痛恨の“ドタキャン”してしまったお店に行ってきました。
三宮にある『バルストロキッチン』さんです。『abuku』さんの姉妹店で今年の3月にOPENしたそうです。

小さな入り口から細い階段を3階まで上がると、テーブル10席とカウンター8席の店内に入ります。

カウンターに座りました。
この店のカウンターは奥行きがあり広々としています。手元に余裕があって、ゆったりできます。このカウンターの広さは魅力的です


付き出しにフォッカチオが出てきました。粉チーズが入ったオリーブオイルを付けていただきます。
ここのフォッカチオも『abuku』さんと同じくモチモチで柔らかいです。

前菜に「生ハム&フルーツとモツァレラチーズ」。
生ハムでモツァレラチーズとゴールデンキウイ、桃を包んで食べると、ハムの塩味、フルーツの酸味と甘み、チーズのコクが混ざって、絶妙の美味しさです。

「ムール貝の白ワイン蒸し」。
ムール貝の身がフワッと柔らかい。ソースも美味しい。思わずフォッカチオを追加して、ソースまでいただきました

その日のイチオシでローストだそうなので、メインは「子羊のロースト」と「鮮魚のアクアパッツォ」にしました。

「子羊のロースト」はラムの香りと甘みが最高です。つけあわせの野菜のローストもGOOD。高得点です

アクアパッツォの魚は「つぼ鯛」でした。アサリ、トマト、野菜で煮込んだアクアパッツォは、ほんのりトマト味。
つぼ鯛のホロホロした白身とマッチしてこれも美味しい



さて、このお店を選んだ理由は“接客がいい”と評判を聞いたからです。

その日は3人で回していました。
1人は火の回り、1人はホール、もう1人は火を使わない料理と洗い(手元が見えませんでしたが・・)
それぞれ役割がきっちり分かれていて、きびきびとした無駄のない動き。それでいて笑顔を絶やさず。気持ちいいです。

とくに食事の状況には気を配っていて、料理は一品ずつタイミングを見計らって出しているようです。
むやみに話かけてくるわけでもなく、目が合えば気さくに話をしてくれます。
カウンター越しに女性店員さんとの会話も弾んで、楽しい一時を過ごすことができました。

最後にメニューには書いていなかったけれども厨房にコーヒーマシーンが見えたのでコーヒーを頼んだら、笑顔で「マシーンはあるけどコーヒーカップがない」って(笑)


料理も接客もとても気持ちのいい店でした。

コメント (3)
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