<閲覧注意> いつもの酔っ払いの与太話を期待されている方はご遠慮くださいませ。
お読みになる方、狭小なる一私見でありますので、どうかお気になさらずにご容赦ください。
国から10万円の給付があります。
時々メールで「あなたに一千万円差し上げます」というのがきますが、誰が信じます??
こんな話を信じてもいいんですかね。
日本の人口は126,180,643人(2019年5月1日時点)です。
国民ひとりひとりに10万円を給付すると、126,180,643人 × 100,000円 = 12,618,064,300,000 円(12兆6180億6430万円)です。
いくらバックに「打ち出の小槌」を持っている神様がいるとはいえ、公債残高(借金)が900兆円ある国ですからね。
いったい何に対する給付なのかを考えました。
飲食店や観光関連などに携わっている方々はじめ、たくさんの人が非常に厳しい状況にあることは存じあげております。
ただ私個人としてはこれまでと収入は変わりません。(同じような人も多いと思います)
新型コロナウイルス感染症の影響で私が失ったもの(損失)は、
・数々の美味しい料理を作ってくれるマスターやシェフ、女将の腕
・その日の気持ちに絶妙に寄り添うお酒
・ホッとさせてくれる自宅ではない空間
・心を軽やかにしてくれるスタッフとのトーク
・好奇心を刺激する常連さんや友人、お客さんとの会話
・日本各地の美味しいものとお酒を楽しみ、学ぶ旅行
・感動の涙を誘う大画面で観る映画
・みんなで大音響に包まれる一体感
・プロフェッショナルの技術を生で見る迫力
・間近に芸術作品や歴史的文化財に出会う機会
・自ら酔いしれる低音の美声
・嘘とわかっていながら「お兄さん、かっこいい」と言われる快感
・×××が歓喜する×××の×××
・(もう言えません)
毎日三食きっちり食べてるし、日常生活に必要な物は手に入るので、私の損失は無形の「サービス」や「体験・経験」です。
この損失は、お子様、学生さん、社会人、お年寄り、老若男女、…… 一人ひとりまったく違います。
経済に限定すれば、災害で家や家財道具や自動車、会社の工場や設備、生育中の農作物のような有形の資産が無くなったのではなく、人の流れを止めたことに伴って、お金の流れが止まったことによるものです。
終息すればお金はまた流れ出します。
これは国民が失った機会に対する給付金です。
人それぞれ、いろんな事情がありますが、スピードを重視してエイヤッ!と機会損失を金額に換算したものが「10万円給付」と考えました。
どうでしょう?
さて、前述したとおり、飲食店などは非常に厳しい状況です。
国民全員に対する機会損失補填である一律「10万円給付」とは事情が違います。
むしろ所得が減少した人、今まさに現金が必要な人に「30万円給付」の方が合目的性があったと思います。
まず最初に支援するべきことが、すり替えられた気がします。
「打ち出の小槌」をもっともっと振らなければ…。インフレの傾向が見えるまで。
これまた私個人の話ですけど、飲みに出かけない分(サービスを享受していない分)、支出が減っている状態です。
さきほど列挙したような「サービス」に対する予算として懐に少しは残っています。
新型コロナウイルス感染症が拡大しなければ、市井(おそらく明石か三宮か)に落ちていったはずのお金です。
早く落ち着かせて「サービス」と交換していきたいです。
ありがたくいただく10万円をどう活用するか。
アフターコロナのこともじっくり考えます。
緊急事態宣言解除(予定)まで、あと18日
明日はもっと気楽な話を