十勝千年の森(清水町) 豊頃町大津の豊北原生花園野草の探索(研究)
北海道医療大学「漢方・薬学講座」の一環で、7月20・21日と十勝の植物の研究(?)に参加しておりました。かつてカムイラピットは12年間十勝(池田・足寄)に住んでいたのでしたが、デジカメ時代前の事で、植物に関心は持ってはいたのでしたが、植物写真を撮り集める気持ちにはまだなっておりませんでした。植物はペン画で書き集めていました。当時はカメラに凝っていて写真部の顧問をしておりましたのですが、それでも植物写真までは手が回りませんでした。
そして、今やデジカメ時代の到来で、気安く植物の写真を撮る事が出来るようになりました。デジカメならば植物写真も気楽に撮れるので、色々な植物写真を撮る事が楽しみの一つとなっています。鮮明な写真はフィルム写真でという人もおりますが、私は今の所デジカメで満足でデジカメ派で通しています。今では、一旅行で植物をあさる様に(?)写真に撮りまくっています。数打てば(写せば)中には素敵な写真もあるだろうと楽しんでいるのです。
池田に10年住んで居りましたので、今回出向いた大津は勤めている池田高校の学区でもありましたで、よく大津に行きました。長節(ちょうぶし)では池田高校地理研究部(カムイラビットが作った部)の生徒を引き連れてキャンプもしました。良く行く地域でしたが、豊北原生花園なるものは当時名さえなかったように思われます。自家用車も持っていませんでしたので、行動範囲も限られていました。もう40数年も前の事ですものね。
今回の漢方・薬学講座の探索ツアーの二つの目的の、一つのメインに豊北原生花園がありました。私にとっては新しい探索地なので期待は大きく楽しみでありました。医療大学の堀田清先生の前触れのごとく、現地では満足の植物探索となりました。雰囲気が最高に良い原生花園でした。
前日(20日)、十勝千年の森で、帯広在住の、いしはら薬局代表取締約 の石原敦先生の「素敵な大自然に囲まれた十勝より」の講演を拝聴し、さらに豊北原生花園の期待が高まりました。先生はこの地区の植物研究者なのです。
我が家では、今回はラビ妻の写真と合わせて、約350枚ほどの写真を撮って来ました。その中から何点かここにお見せいたします。これからパソコンで写真を見返しながら豊北原生花園を思い出し楽しみたいと思っています。
豊北原生花園は、よく分からないのですが「トイトッキ原生花園」とも言うそうです。この浜ではキャンプが出来ますの看板も見られました。蚊も居なかったのでラビ妻と「今度はこの原生花園でキャンプも良いかもね」と話しております。それでもキャンプもおっくうになってきていますが。
「ガンコウランのジュウタンの上で寝て見て下さい」と石原先生から奨められ寝て見ました。最高に気持ちが良かったのでした。
ハマナスの花は色鮮やかでした。虫が花を食べていたんでいました。
☆十勝海岸には豊北原生花園の他に長節原生花園、湧洞原生花園、晩成原生花園が並んであります。開発が遅れたことが、今の原生花園の存在することにつながっています。
★アイヌ語で「トイト゜ク」という地名は、ヤチあるいは川跡の隆起して陸地にをなしたるところと言われます。十勝川の最下流の「十勝太」の地は新しい土地であったのでしょう。この呼び名がトイトッキ原生花園の名の起こりと思われます。