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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

コタンクルカムイ見守る 北海道ホテル

2014-07-25 23:29:57 | 紹介

花火に酔いしれる 札幌・豊平川花火大会

道新・UHB花火大会が豊平川河岸で昨日(7月25日)夜7時40分打ち上げられました。札幌豊平川河岸の花火大会はかつては、7月中に三度行われたこともありましたが、きん年では一度になり、そのためか沢山の人が花火を見に来ておりました。

例年はラビ妻と一緒ですが、今年のラビ妻は東サッポロ病院の花火を見るためのサポーターとしてボランティアに行きましたので、カムイラビット一人の花火見物となりました。

花火を見る場所は、花火を打ち上げている場所近くまで行くのがカムイラビットのいつもする事で、今年は若い姉妹の方に少し席を譲って戴いて、最前列での花火の見物です。大変感じの良い姉妹で嬉しい花火見物となりました。池田の「清見」という銘柄のワインを持参して花火見物のようでしたが、そのワイン一杯とおつまみまでお裾分けしていただき恐縮したのでした。

「北海道一良いホテル知っていますか」と尋ねると、怪訝な顔の上に「それって北海道ホテル(帯広市)のことですよね」と分かってもらいましたが、そのホテルにお二人とも別々にでしたが宿泊したことがあるそうで、「フクロウが屋根上に飾っていたのが目立ちました。」とお姉さんがいい、「森の中にあるような良い雰囲気のホテルでした」といいます。

「結婚式もあのホテルではするのですね」とよほど好感を持たれていて、高印象のホテルとして認識しておられました。フクロウの彫り物にまで気づいているとはなかなかの女性です。

フクロウは「コタンクルカムイ」と言い その土地(コタン)の守り神

実は、カムイラビットも十勝で行われた北海道医療大学 漢方・薬学講座の時の宿泊のホテルで「北海道ホテル」に7月20日に泊まったのです。このホテルはむかしからあったのでしょうか、私は今回始めて認識したホテルの名でした。姉妹の方が認識していた屋上のフクロウの像は玄関の駐車場側からよく目立って飾られています。

アイヌはこのエゾフクロウを村の守り神としてうやまっておりした。北海道ホテルもその言い伝えをホテルの守り神としたのでしょう。

アイヌ語ではエゾフクロウを「コタンクルカムイ」といい、アイヌはむかしからフクロウ(の神)は大事にしておりました。そのフクロウが北海道ホテルの守り神として屋根の上から宿泊客を見守っておりました。ふくろうの作りは陶器製のものと推察します。話だけではどんな置き物かよく分かりませんので、ここに写真でお見せします。

  

下から見ると木彫りのように思いますが、拡大して見ると陶器で出来ていることが分ります。

フクロウは何かしか御利益がある様に思える鳥です。コタンの守り神、学問(勉強の)の守り神、家内安全の守り神、福が来る神 として皆に好かれています。言い伝えからなのだろうか、エゾフクロウ(コタンクルカムイ)には畏敬の念をいつしか持ってしまいます。

   

フクロウを飾るなんてなかなか良い思考です。