セイタカアワダチソウ(背高泡立草) 繁殖力抜群、空き地一面この花で埋まる
カムイラビットが札幌市東区の今の地に家を建てた当時は、周りは空き地同然でしたので、数年してセイタカアワダチソウの群生地になり花で囲まれました。当時は切り花にして部屋に飾ったりしておりました。
その内、ラビ妻が「目の周りが痒くなる」とか言い出して、その原因がセイタカアワダチソウの花粉症であろうということで結論づけました。
杉の花粉症とか、白樺の花粉症がある事は知っていたのですが、あのすがすがしいセイタカアワダチソウの黄色の花の花粉が悪さをするのかと、この時以来セイタカアワダチソウを敬遠するようになったのです。切り花としても部屋に飾らなくなりました。
ところで、道新(北海道新聞)に「花・す・が・た」というカラ―写真入りの植物の欄があり、今日(26・11・24)は「セイタカアワダチソウ」が写真とともに掲載されていました。
読んでいて目を疑いました。次の様に新聞には書かれていたのです。『セイタカアワダチソウはアレルギー植物として嫌われていましたが、それはぬれぎぬです。この花の花粉は飛びません』と云うのです。
「ぬれぎぬ」などとしていますが、多くの人が花粉症状を訴えているのですから、新聞の記事を疑がいたくなるのです。セイタカアワダチソウと住まいとの距離にも関係するような気がします。
セイタカアワダチソウの特色のもう一つは次のものがあげられます。根や茎に種子の発芽を抑制する物質を持っているので、他の植物が育ちません。そのため、空き地一面この花で埋まることもあります。その点では困る植物です。ヤマブキ色の房状の花には趣があり、美しくお墓に備える盆花の一つに加えられている時があります。
しかし、よく成長する植物で、草取りが十分されていない土地にはこの草がいつの間にか根づいていて驚きます。
カムイラビット家の周りのセイタカアワダチソウも次から次にと建てられる家に住まいをなくし、今ではまったくの住宅街となっています。