「4つの台風による北海道の総被害額 440億円 どう立て直すか?」
台風襲来のない土地として安心しきっていた北海道に、8月後半から立て続けに4つの台風が襲いました。これは地球異変です。
一度目に台風でもたらされた水が土にしみ込み満杯の土壌に、次々に襲う台風の雨が降り注ぎ、土壌が耐えられなくなったことが誘引して大きな被害にもつながりました。
4つの台風が立て続けに北海道に襲来するなどと誰が予想したでしょうか?
広範囲で河川が氾濫した十勝やオホーツク管内、空知地区中心に農業被害が341億円に達し、1970年以降の風水害では最大だった「56水害」(81年)の農業被害約645億円に次ぐ規模になっています。
農林水産の他河川や橋などを合わせたら、全体の被害総額は2千億円に迫るとみられています。
農作物が泥にまみれ、不作の年となり、今年は野菜の高騰も懸念されています。
今の内にジャガイモやタマネギを買い貯めておいてはという仲間もいます。
★台風10号の農業被害1万2千311ヘクタール 十勝管内が約7割。被害面積は7・11・9号合わせた被害面積 1万2千094ヘクタールとほぼ同じでした。特に10号では宗谷地方で記録的な大雨となり、土砂崩れ、浸水が相次ぎました。
稚内市、利尻町、利尻富士町で24時間降水量の多い所では190㎜を超えました。