「米収穫始まり 足早に秋」
札幌に住むと水田を身近に見る事ができません。空き地の大半は野菜畑やタマネギ畑ばかりです。近頃は土地を借りて家庭菜園をしている姿を多く見る様になりました。
カムイラビットが住んでいる東区東苗穂の土地は、住宅地になる前は水田だったと聞き、このような土地も水田だったのかと驚いています。
石狩川を渡り、当別町に入ると水田を見ることが出来ます。水を張り米の苗を植えたばかりの水田も魅力ありますが、米が実り、穂をたれた稲穂にも神の温かみを感じます。
昔は北海道に稲は育たないと言われ、開拓者たちは「死ぬ時は米の飯を食べ、畳の上にて」と願望して生活をしていたと聞いています。
今では米の飯をいつも食べており、畳の上にて生活しております。昔は今当たり前のことが、最期の心からの願いでした。
本当に時代は進みました。
カムイラビットは昔の生活をしたことがありますので、水田を見ると米のありがたさが心の中に沸いてきます。
9月19日、当別町に出向くと今年も米はたわわに実を付けていました。一部はもうすでに刈り取りが始まってもいました。むかしは稲束をハザガケにしていたのですが、今では稲の刈り取り、脱穀を同時に行うので、コメは十分実が入っていません。米の美味しさを逃しています。
ハザカケ米は特別扱いをして売られています。
機械化が進むともったいないことをしているのですね。
コメは私達日本国民のあこがれであり、生活の中心になっている作物なので、稲の実りを見ると体にエネルギーを与えてくれる気持ちになります。