「送毛(おくりげ)の千本ナラ」
浜益(はまます)に出向いた際、送毛に生えているナラの大木の話になりました。
せっかく来たのだから是非行ってみようという事になりました。
カムイラビットは、もう何年も前に行ったことがあったのですが、どのような様子であったのかほぼ忘れていました。
大木がどのように繁っているのかさえ忘れてしまっていたのです。
ナラの木が千本はなかったように思い、ナラの大木が7本くらいあったように記憶し思い出していたのです。
同乗者5人とも的確な様子を言える人は居ませんでした。中で一番近い説明をしたのは私でした。
看板の「千本ナラ」の様に、千本ものナラの林があるはずはないと思い返していました。
行く道は半分が砂利道で大型バスでは行けそうはありません。
現地に着いて見ると、そうそう「ナラの大木が4本」あったことを思い出したのです。
この山(地)の御神木としているらしく、しめ縄を回し、祈りの言葉を書いたヘラが置かれていました。お賽銭箱も置かれ何人かはお賽銭を上げお祈りをするのです。
人は自然に対し畏敬の念を抱くものです。
後に分かったことですが、千本ナラとは枝が四方に伸ばし、千本の手を持つナラの木、すなわち千本ナラと言われているのでした。
魅力的な光景で、なかなか行けないところですので、10月10日に行うアイヌ語地名研究会の「アイヌ語地名探訪」の見学地として決定しました。多くの会員に喜ばれることでしょう。
御神木のご加護を得る。