「オオジシギ全道3万5千羽 減少傾向に!」
一つの空に見られるのは5匹か6匹。オオジシギの数は多くありません。
このほど、その数が公表されました。全道に約3万5千羽と言います。
不思議な鳥で、オーストラリアから北海道の春~夏にかけてやって来ます。オーストラリアは南半球のため冬の季節になるからでしよう。
遠い所からわざわざやって来るので、面白い鳥です。
数は少なく、環境省はレッドリストで「準絶滅危惧種」に指定しています。
この春初めて全道で個体調査が行われ、道内生息数は推計で「3万5千羽」と発表されました。生息地域は道東に集中しています。
我が家の別荘の近くの空にも毎年見られ、空飛ぶ姿がジェット機のようだと感心して見ています。この飛翔の速さを見る限りではオーストラリアからも飛来可能と見ています。
近年は減少傾向にある鳥です。
〇オオジシギは体長30㎝ほどで、北海道を主な繁殖地とし、秋冬はオーストラリアなどの南半球で過ごします。
苫小牧市の勇払原野で2001年に107羽が確認されていましたが、昨年の調査では3割少ない77羽だったと報告されています。
〇調査は今年5月、14エリアで行い、求愛の尾羽で音をたてながら急降下する雄の数を数え推測したのです。
{エリア推計}
根室 7600羽
釧路 6300羽
十勝 5800羽
道北 2200羽 ~ 5800羽
道央 50羽 ~ 800羽
道南 80羽 ~ 90羽 だったとしています。
空の春・夏の豊かさを示すオオジシギ、温かく見守りたいものです。
私は、空を飛ぶオオジシギの撮影はまだできていません。一休みしているのを見つけピントを合わせていましたら、飛び立たれ残念がっています。