「こそっと笑う シニア川柳」
10月4日、5日と伏古センター(札幌市東区)で、文化祭が開かれ、展示部門を見て来ました。
毎年企画されているペン字グループの「楽しく川柳」には、来られた方が身に覚えのある川柳を見て、こそっと笑みを漏らしていました。
字を見てもらう展示ですのに、ここの作品だけは読んで見て楽しんでいます。
新聞などで紹介された川柳ですが、字の練習に使いますので、失礼ですが作者はまったく隠されてしまっています。
書いた人の名はありますが、詠み人ではないのです。
〇 振り返り犬が気遣う散歩道
この頃の飼い犬は優しくなりました。
〇 三度目は聞こえたふりの半笑い
齢を取ると耳が遠くなり不自由です。電話もすぐ切られます。
〇 指一本スマホとオレとを使う妻
齢を取ると、身体を動かすのも億劫なのに、妻に使われます。
〇 延命は不要と言って医者通い
本当に命の終わりには、延命は不要と思います。社会問題として今取り上げられるようになりました。
〇 老いるとは増える薬と減る記憶
薬は絶対不要と生活してたのに、今では血サラサラの薬漬け 飲みきっても次に薬を出され楽しみが無くなりました。
〇 あれよあれそれよそれと答え出ず
痴呆にならない薬早く作ってください!
〇里帰り孫が来るたび諭吉去り
諭吉って何のこと、あれは1万円札のことよ 孫と会える喜びと年金暮らしのじじばばには困ったことよ。
〇コレもだめアレもだめだめ高血圧
高血圧対策には塩分を取らないことが肝心。塩分をあまり取らない生活習慣をつくりましょう。
〇こんにちは思いだ出せずにさようなら
知り合いに会ったらお互い名乗り会いましょう。
〇今年こそ誓ったはずだがもう師走
何もできずに一年が経とうとしています。一つでも実行してみると1年が充実します。
〇欲しかった自由と時間持てあます
時間を持て余すなんてもったいない 何か一つでもやり遂げたいものです
〇女子会と聞いて覗けば60代
ぴちぴち女子の集まりを想像する言葉「女子会」。年齢は問いません女子会なんです。集まって楽しみましょう。