「俳句に見るその人の生き様」
私も俳句を毎日3か年間続けたことがあります。思い返せばその時の生き方が句になっています。
俳人の五十嵐英彦氏が、俳誌「道(どう)」主宰の源鬼彦さんの俳句を紹介(道新2020・6・9日)しています。源鬼彦氏は5月11日に76才で亡くなられましたが、氏の俳句に風土から詠まれた詩として人に響くものを感じたのです。
俳句は感じ入って何度も何度も読み返すと味わいを感じます。俳句は読み流すと味は出てきませんね。
紹介されていた源鬼氏の俳句を転載させていただきました。
<手術後の日々新たと日記買ふ 源鬼彦>
<海流はかの樺太へ終戦忌>
<石狩のここが在所と寒鴉>
<深雪野へ土着の男大股で>
<入植の御霊ともども盆休>
<開墾の血の色ならむななかまど>
<サロベツや地吹雪はみな海原へ>
<鮭遡上六尺ほどの川幅を>
<炎天へ光の音を生むポプラ>
<航跡の一筋青き流氷原 源鬼彦>
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