「襟裳岬」
潮風が 壁のペンキを 剥がし
昆布舟波切 競って漁に着く
三 好 勲
襟裳岬は魅惑に満ちています。幾度行っても興味が増すばかりです。
幾度か襟裳岬の花たちに会いに行っている内に、襟裳岬の昆布漁の様子を見なければならないのにと思うようになりました。
私の頭の中にある襟裳岬の風景は、コンブを引く馬と漁民の風景だっからでした。むかしは車の無い時代で、浜に陸揚げされたコンブを馬にコンブを引かせ干場に運ぶのです。
この風景ほ写真に是非撮りたいものと思っていたからなのでした。
ところが近年は馬の使用はまったく無く、すべて車の仕事です。
陸揚げされて、車で運ばれて 干場に干すのが人の手によるだけです。。
コンブが干されていく風景や干されている風景も感動します。これなども写真として撮りがいがあるものの 昔の風景には及ばないでしょう。
コンブ漁は7月中頃から
昆布漁を見たければ早起きしないとだめですと聞いて、朝4時に浜に行きました。
もうすでに漁師たちが漁解禁の合図を待っています。男の声での放送があればコンブ漁は今日はなく、女の人の声の放送があれば、コンブ漁があるのです。
女神の声の放送を皆が待っているのです。
出漁は4時半過ぎ合図とともにけたたましく競って船は出ていきます。小型ながら勇壮です。
港の岸壁には絵が描かれています。舟に満杯になれば急いで港に戻ってきます。浜でも忙しく作業が女手中心に行われています。人出が足りないらしく年寄りたちも作業しています。
えりものコンブは日高昆布などといわれ人気があります。
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