雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

むかしなつかし庭の花 グラジオラス 百合の花 

2017-08-18 22:18:03 | 草花

「グラジオラスに百合の花」

右隣の家の人も花好きな人です。もうずいぶん前の年になりますが、彼れの家の庭にグラジオラスの花が咲きました。

我が菜園の近くの畑に植えられたグラジオラス

むかし懐かしい花です。田舎の家ではどの家でも植えていました。鮮やかなスッキリした色の花です。赤、橙、白色などがありました。

秋にグラジオラスの枝が枯れると球根を堀り上げて、春に庭に球根を植えるのです。

綺麗なので隣に声を掛けました。「田舎を思い出します」「多くの家で植えていましたよね」と・・・。懐かしく思っての話かけです。

そして・・・ 次の年から隣の庭にはグラジオラスの花は見られなくなりました。

「田舎ではよく植えていましたね」の話しかけが気分を悪くされたのでしょうか。田舎者扱いされたように思ったのでしょうか?

人の心を読むのはなかなかむつかしい物です。

他に、田舎を思い出す花に、むかしから庭に植えられていた「だいだい色の百合の花」があります。

カムイラビットの別荘(?)の庭に今盛と咲いています

むかしからの庭花は、近頃は新しい花が植えられるようになりまわりの家には見られなくなりました。

 


道医療大学 里山の8月 トチバニンジン色付いて綺麗

2017-08-17 10:57:15 | 草花

「里山の8月」

8月20日の薬学・医療講座の後の里山見学前に下見にと、里山に入りました。

道の左側がカムイラビット夫婦の笹刈り分担地。

ただ一人、里山下の農業をされている方で何度かお話ししたことがある方と出会ったきりで、静かな森でした。

「まだ一度も笹刈りをしていない」と言われるので、何本か切るのを体験してもらいました。

里山の花数はサラシマショウマのなど花盛りの花もありますが、花は極端に少なくなり、トチバニンジンやマムシグサ、ナニワズなど実の付けた草花が多くなりました。トチバニンジン、ナニワズの実の赤色が目を引きます。

トチバニンジンの実。秋の里山は赤い実で面白味がつくられます。

ナニワズの実

コウライテンナンショウの実、これから橙色に色つきます。

マイズルソウの実。本格的な秋には赤く色つきます。

この季節、春のエゾエンゴサクやらカタクリの開花時期の華やかさはありませんが、しっとりとした森の空気が身体を包みます。

草花たちは越年に向けて自然の営みを行ていました。

サラシナショウマはこれからが花の季節となります。

里山の散策路。

チョウセンゴミシの実

 


道医療大学の里山 カラスアゲハ群舞

2017-08-16 22:16:19 | 草花

「カラスアゲハ群舞」

「花には蝶」、このような情景も良いでものでしょう。これこそ絵になります。

道医療大学の里山の落穂笹刈りに12日(土)出掛けました。この日は欲張りの日程で、笹刈りの後は「当別の花火大会」を見ようということもありました。

この時の一コマですが、里山で今までに出会ったことのない光景に出会いました。

それが「カラスアゲハの群舞」でした。何年か里山に通っていますが、カラスアゲハに出会ったことがなかったので、嬉しい驚きでした。

高い木の花の回りにカラスアゲハが蜜を吸いに来ているのです。

「花には蝶」の光景が見られたのです。高い木の名は「キササギ」で、蝶にはよほど魅力のにおいがしているのでしょう。

手の届かない高さに蝶が舞います。花から花へ移りますのでなかなかうまく写真が撮れません。苦労も楽しみの一つです。

カラスアゲハ以外の蝶が見当たりません。

何匹のカラスアゲハが居たのでしょうか?乱舞していましたので、その数はわかりませんが幾匹もいたのです。


「戦慄の記録・インパール作戦」 NHK今日午後7時30分から放送

2017-08-15 18:52:30 | 歴史

「8月15日 終戦の日」

終戦の日にちなみ、戦争に関した放送が多くなっています。

今日のNHKの特別放送、夜7時30分から「インパール作戦」の放送があります。

書き始めた時は放送が始まる前でした。

時折、インパール作戦の言葉は聞きますが、具体的に知る人は多くはないでしょう。

私の我が家の長男、次男、三男は戦争に出向き、三男は無事戻りましたが、長男、次男は戦死しました。

私は幼かったので、戦死したふたりの兄の顔は知りません。

長兄は中学校の先生をしていましたが、徴兵されインパールの戦地に向かったのです。

どのような場所でどのような死であったかも知らされていません。

我が家には送られてきた遺骨箱が3ケ(間違って長兄の遺骨が2度送られてきて3ケとなっていました)ありました。父の転勤の旅に遺骨箱も持ち歩きました。

戦後、何10年もしたのちお墓に納めたのでしたが、中は紙切れ一枚でした。

今日の放送でお分かりの様にインパール作戦は最も無謀な戦争でした。

ビルマは乾季と雨季のある土地で、乾季の時に短期(3ケ月)でインパールを落とそうという作戦でしたが、戦争は長引き、甘く見ていた対するイギリスは補給も十分だったのに対し、日本は3ケ月分の食糧しかなく、すべての補給は断たれる有様で、今では最も無謀な戦争だったと言われています。

攻略が出来ないと判断され撤退するのですが、すでに雨季になっており、撤退途中で多くの兵士が命を落としたのでした。4万人の兵士が亡くなったと言われています。

現存の画面に出て来た人の話の中に、「野獣にも襲われた」と言います。ヒョウに襲われ、倒れた兵士にはハゲタカが飛びついてきたといい、死んだ兵士の肉を切って売りに行ったりしたとの話にはとても想像もできない有様の様でした。

死んだ戦友の衣服ははがされ、ふんどしまでも取られたと言います。

道沿いに兵士が次々と倒れ、今では白骨街道の名さえ残っています。

インパール作戦の話を聞く度に兄は無念の死をどう迎えたのか、胸が苦しくなるのです。

★強硬派の「牟田口兼也中将」の為に多くの人が亡くなりました。許されるべきではありません。

 


レオナルド・ダ・ヴィンチ展 8月15日(火)まで 北海道立近代美術館

2017-08-12 21:04:40 | 紹介

「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」

あと何日かで、「レオナルド・ダ・ヴィチ展」が終わるのでと言うので、それでも急いで11日に見に出掛けました。

終わりに近い祭日とあって見に来ている人が沢山でした。

展示の内容はなかなか優れたものがありました。我が家ではいつもそうですが、はじめから終わりまでじっくり展示物を見るやり方をしています。

気づいて見れば5時間も見ていたことになります。「今回の展示は見て良かった」と内容の良さに感心したのでした。

戦争の絵のすごさがありましたが、多くの画家にその絵の影響が残されたそうです。

現在ダ・ヴィンチの絵はモナリザなど14点ほどしか残っていないそうですが、絵の他にいろいろな道具を発明するなど優れた人物であったことが分かります。記録は精密で驚きです。

はっきりメモしてきませんでしたが「一日十分な仕事をしたらその夜はじっくり寝ることができます。人生も満足する仕事が出来れば安らかかに死ぬことが出来る」このような内容のコーナーがありました。

この掲示をみて、先日亡くなられた日野原重明さんを頭に思い浮かべました。

数年前、藤女子大学(札幌)の講堂で日野原さんの講演を聞いた折り、「飛行機に乗っているときも原稿を書いていて無駄な時間などありません」の話がありましたが、本当に忙しい方なのだと思っていました。

ダ・ヴィンチの「人生満足する仕事をしたなら、安らかな死が出来る」とあったのは日野原さんそのものであったと思ったのです。

 

 


カボチャは雄蕊 ズッキーニは雌蕊の花ばかり

2017-08-11 11:30:19 | 

「雌・雄あっての結実」

ヅッキーニの別名は「立ちカボチャ」と言うらしいのです。

今年は「北竜の道の駅」でカボチャの苗、ヅッキーニの苗を3本づつ買いました。

そこまでは良かったのですが、2日ほどして畑に植えたところ、なんとすべてがズッキーニの苗だったのです。

真ん中はキュウリの大きくなった物

今年はカボチャの美味しい物を沢山収穫しようと意気込んでいたのでしたが、結果は思うようになりませんでした。

仕方なく近くの札幌サトランドで行われた「苗市」に出向いて、カボチャの苗を補充しました。

カボチャの苗、ズッキーニの苗が花をけるまで、気づかなかったのですが、なんと、カボチャの花の大半は雄花が大半で、ズッキーニの花は雌花ばかりです。

ズッキーニの雌花、二つの花はとも雌花。

これでは実が付きません。ズッキーニに至っては雄花がないのですから、実が途中で朽ちてしまいます。こうなれば仕方がありません。カボチャの花粉を付けてやるしかありません。

今年はズッキーニの当たり年。8月中になると収穫が急に少なくなりました。結構収穫があったので近所におすそ分けしました。

結果は実は付くのですが、変形した実になることが多いのです。ズッキーニとカボチャは親戚筋であることが分かります。


月見草 早起き者にご挨拶 生き様は雑草のごとく

2017-08-10 20:46:08 | 草花

「月見草」

「月見草」とはなんと可憐な名なのでしょう。

月が出ている時間帯に咲いているのでこの名で呼ばれるようになったのでしょうね。

いつも早朝に通る道脇に月見草とクサレダマが混ざって咲いていますが、対照的な名のコラボです。

いつも通る小道の脇にクサレダマが咲いています。

都市化が進む市街地からは、月見草は姿を消してしまいましたが、我が菜園近くは月見草は限りなく咲いています。

この花は、不思議に夜の時間に咲いて日中には花は閉じているなんて変わっています。

「月見草」の正式名は、「オオマツヨイグサ」で、こちらの名も響きの良い名です。

月見草が人に与える効用は聞いていませんが、人に潤いを与えてくれる私にとっては素敵ないやしの野の花です。

地方に住んでいた時に、花畑に変わった植物が生えてきたので大事に成長を見守りましたが、なんとその植物は月見草だったのです。

野の花を育てていたのかと一年を振り返りました。次の年からは月見草は育てておりません。野にいくらでもあるので育てる必要がありません。野の花を大事に育てたのは貴重な経験でした。

我が菜園の隣の放置された畑に月見草が一面に進出し、その背丈も高く、早朝には黄色の花が満開に咲いて壮観です。

どの様に月見草の種がたくさん運び込まれたのか不思議なのです。

 


襟裳岬は 「チシマセンブリ」の宝庫

2017-08-09 18:30:17 | 草花

「チシマセンブリ」

襟裳岬に出向くまでは、「チシマセンブリ」という花を知りませんでした。

小柄な花ながら、カメラのレンズを通してみるとその姿は可憐です。ついでにカメラでパチリ、花の気持ちがこちらに伝わります。

花びらにはブルーの斑点があり、雄蕊が花びらの根元にあるのも、他の花にはみあたりません。

上の「チシマセンブリ」の写真はラビ妻撮影。

2017.7.29日午後撮影。

多くはブルーの斑点の花びらですが、中には斑点の無いチシマセンブリも見つける時があります。個性派好きと言えば聞き耳も良いのですが、美しさはブルーの斑点持ちのチシマセンブリの方が綺麗だと思います。

 

広い範囲に花たちは散らばって咲いているのですが、大勢で探した時には、黄色目花や、茶色の花、白色の花のチシマセンブリも見つかります。

一輪花を咲かせている物から、風のない保護された温かな所では100輪ほどの花を付けた物もあります。

★今年になって、びっくりすることが起こりました。いつもチシマセンブリが咲いている百人浜の湿地では、今年(平成29年)はまったく存在がないのです。それに反し、襟裳岬駐車場横のお花畑ではチシマセンブリが大ブレークしていました。襟裳岬の花の調査をされているH先生は、「花は隔年で咲く」とのこと大変勉強になりました。

★襟裳岬の素敵な「二大野の花」に、カムイラビットは「ヒダカミセバヤ」と「チシマセンブリ」を上げているのですが、岸壁のすき間に位置して咲くヒダカミセバヤの力強さの美しさも魅力がありますが、一般の人には気づかれず無心に咲く小振りのチシマセンブリの魅力も最高です。

カメラをしていない人には味わえない満足感、是非花たちの写真を撮影してみましょう。

 


暑さが来て 郭公が去る 気付かない内に季節が移る

2017-08-08 22:20:41 | 

まだ、秋の虫の鳴き声は聞いていません。

連日の暑さで、虫が出れないでいるのでしょうか?

コスモスが庭に咲きだして秋を知らせていますが、さっぱり涼しくなりません。

そういえば、春盛んに鳴いていた郭公の声がばたりと聞こえなくなりました。

春の後半もけたたましく鳴いていた郭公は、この暑さに季節を感じ、山越えして渡って行ってしまったものと思われます。

この頃目立つ鳥はエゾセンニュウの「ジョッピンカケタカ」の鳴き声です。

春も早くから、この猛暑の季節も私を見守ってくれています。「ジョッピンカケタカ」の声もはっきりしてきました。

 


あなたは メスなのオス なの?

2017-08-07 12:30:10 | 草花

「カボチャの花 雄 雌 判別」

初めてキュウリを植えた人は、雄 雌の判別がむつかしいと言います。花ばかり見て花の元を全く見ていないのです。

分かれば簡単ですが、キュウリの受粉の手助けはしなくても実はなります。

「カボチャの場合」は完全に実を付けさせるためには受粉の手助けが必要です。

カボチャの場合は、花の根元のふくらみでこれは雌、花の下のふくらみのないのは雄なのです。

畑に出向くと近年はミツバチの姿が見られません。どうしたのでしょうね。受粉の手助けするミツバチが居なくては、これではカボチャもなかなか受粉しません。

このカボチャの花はメシベです。

そこで、雄蕊(おしべ)を取って雌蕊(めしべ)に花粉をつける手助けするのですが、花の根元のふくらみがあるかないかいちいち姿勢を下して確認するのは大変です。

そこで、花を見ただけで判別するのです。

素人目には区別がつきませんが、慣れてくると簡単です。

我が菜園では、雄蕊は毎朝100個を超すほど咲きますが、雌蕊は毎朝4・5個なのです。一日受粉の手助けを実行すれば4・5個のカボチャが取れるのです。10日も実行すれば40個、50個が収穫できるのです。

この三枚の写真はオシベです。

朝早くの菜園で聞く鳥たちの鳴き声は気分が最高です。その中で、カボチャの受粉は日課となっています。

昨日は朝方行くのをさぼって、夕方菜園に出向いて見ましたが、なんとカボチャの雄蕊・雌蕊とも全ての花はしぼんでしまい、受粉の手助けは全くできませんでした。

受粉の手助けは朝9時前でないと駄目の様です。

秋に何個のカボチャが収穫できるか今から楽しみにしているのです。