「せんげ」は「用水路」や「大きくない水路」の意。
例文1
※織田信長と豊臣秀吉は幼馴染と言う仮定での会話
豊臣秀吉 「おださ おらんちの うらの せんげに
どっかの いけから にげてきた
こいが いるで にがみに いかねかい。」
織田信長 「なんびきぐれー いるだい。」
豊臣秀吉 「さんびきは いると おもうじ。」
織田信長 「さんびきも いるだかい。
そんじゃー ばけつ もって
すぐ いくじゃんかい。」
例文1の標準語(?)訳
豊臣秀吉 「織田信長さん、我が家の裏の用水路に
何処かの池から逃げてきた
鯉がいますので捕りに行きませんか。」
織田信長 「何匹程いるのですか。」
豊臣秀吉 「三匹はいると思いますよ。」
織田信長 「三匹もいるのですか。
それではバケツを持って直ぐに
行きましょう。」
※私の幼少時には、敷地内にせんげから水を引いた池を持っている家が多くあり、村祭りの時のご馳走の一つである「鯉の旨煮」をつくるためにこの池で鯉を飼っていました。
例文2
子供 「とうちゃん かあちゃんは どこ いっただい。」
父親 「うらの せんげ い せんたくに いってるぞ。」
例文2の標準語(?)訳
子供 「お父さん、お母さんは何処に行ったのですか。」
父親 「裏の用水路に洗濯に行っていますよ。」
※私の幼少時は洗濯機は無く、洗濯板を使ってせんげで洗濯をしていました。