我が家の松本弁 「たいてのこらさ・たえてのこらさ」

 

「たいてのこらさ・たえてのこらさ」は「踏んだり蹴ったり」や「はなしにならない」や「手がつかないほどひどいこと」の意。

 

例文

「かぜ　ひいた　だか　あたま　が　いたくて　たいてのこらさ　せ」＝「風邪をひいたのか頭が痛くて非常にひどい状態です」

「１０　しってん　も　する　なんて　あの　キーパー　は　たえてのこらさ　だわ」＝「１０失点もするなんてあのキーパーははなしにならないですよ」

「ことしゃー　ふたつ　の　たいふう　の　ひがい　うけちまって　たいてのこらさ　せ」＝「今年は二つの台風の被害を受けてしまって踏んだり蹴ったりです」

「あいつ　は　なまいき　で　みがって　で　しごと　さぼって　ばか　で　たえてのこらさ　せ」＝「あいつは生意気で身勝手で仕事をさぼってばかりで話しにならないです」

「はろーわーく　に　さんかげつ　も　かよってる　だに　しごと　が　ぜんぜん　みつからん。　たえてのこらさ　せ」＝「ハローワークに3カ月も通っているのに仕事が全然見つからない。　はなしにならないです」

「はち　に　さされた　もんで　あわてて　にげたら　いし　に　けつまずいて　ころんじまって　たいてのこらさ　だ　わい」＝「蜂に刺されたものだから慌てて逃げたら石に躓き転んでしまって踏んだり蹴ったりですよ」

「どぞう　かたつけよう　と　おもった　だ　が　あるきゃー　ほこりゃー　まいあがる　ゆか　は　みしみし　おと　が　する　わ　で　たえてのこらさ　せ」＝「土蔵を片付け用と思ったのですが歩けば埃が舞い上がるわ　床はミシミシ音がするわで手がつかないほどひどいです」

「あさ　から　ゆきふり　で　かいしゃ　にゃー　ちこく　する　わ　さいふ　を　おとす　わ　すべって　ころんで　こし　を　いためる　わ　で　たえてのこらさ　せ」＝「朝から雪が降り会社には遅刻するわ　財布を落とすわ　滑って転んで腰を痛めるわで踏んだり蹴ったりですよ」

 

 

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