10月29日(月)、富山県富山市の郵便局訪問を終えた私は、「立山そば」でかき揚げそばを食べました。そして、富山駅で売っていた「ますのすし 小割」を買い、金沢行の列車に乗りました。金沢駅でカップ酒を二本買い、金沢市内のホテルに入りました。
楽しみな時間の始まりです。「ますのすし」を肴にカップ酒を飲もうとの魂胆です。最初のお酒は菊姫のカップです。
「ますのすし」は㈱源が製造しています。元々は駅弁でした。「ますのすし」の裏面に解説が有ります。
1717年(享保2年)、富山藩士、吉村新八が神通川に遡上する鱒と越中米で寿司を作ったそうです。富山藩主、前田利興から八代将軍、徳川吉宗公に献上され、その美味しさから江戸に出荷されたのが、「、ますのすし」だそうです。
㈱源さんが、1912年(明治45年)に富山の駅弁として販売したのが、今の「ますのすし」です。ところが、高かったことも有り、あまり人気は無かったそうです。鮎寿司が当時の人気だったそうです。
戦後、1949年(昭和24年)より、駅弁として再開。1957年(昭和32年)には、「ぶりのすし」も販売しています。
「ますのすし」も菊姫も美味しいです。お酒が進みます。
菊姫を醸造しているのは、菊姫合資会社です。石川県白山市に有ります。天正年間(1570~1600年)に「小柳屋」として創業したそうです。1902年(明治35年)合資会社柳酒造店、1928年(昭和3年)に菊姫合資会社となりました。酒米、山田錦にこだわった酒を造っています。トップの写真のようにかなり黄色いお酒です。青森の「田酒」と同じくらいの黄色さです。
2本目は、石川県小松市の東酒造㈱の「神泉」のカップです。こちらは、純米です。
こちらも美味しいです。やはり「ますのすし」を肴に日本酒は正解でした。どちらも麹ものだからでしょうか。
東酒造㈱は1860年(万延元年)の創業だそうです。多くの種類の酒粕も販売しています。