11月18日(日)、青森県弘前市で、弘前城を見た私は、亀甲門(北門)を出て、仲町伝統的建築物保存地区に向かいました。
亀甲門を出て、すぐに有ったのが石場家住宅です。市指定の重要文化財です。石場家は商家だったそうです。
自分の土地の一部を通路とし、屋根をかけ、雪や雨を凌げる雁木が設置されています。私は、「この思いやりの精神が北国で暮らす知恵だった。」と考えています。
すこし進むと仲町伝統的建築物保存地区になります。武家住宅が多く移築されています。
1988年(昭和53年)5月31日に国指定となっています。その横に旧伊藤家住宅と旧梅田家住宅があります。
旧伊藤家住宅は、立派です。代々が藩医を務めたいたそうです。1980年(昭和55年)にここに移築されました。
旧梅田家住宅は旧伊藤家住宅に比べると、茅葺屋根の質素な感じです。1985年(昭和60年)にここに移築されました。
こうした武家住宅には、必ず庭が有り、柿と下の花梨が植えられていました。
この地区ではトップの写真のように、生垣が整然と続いています。そして、その中に門があるという景観です。生垣はサワラだそうです。昔ながらの景観が残っているのだそうです。
その景観の通りを進むと、旧笹森家住宅が有ります。
2012年(平成24年)にここに移築されました。
門から、雪を山頂に載せた岩木山が綺麗に見えます。
最後は、旧岩田家住宅です。
「当時の北国で生活するに当り、囲炉裏は重要だったろうな。」と思います。