園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

英語

2010-11-21 19:57:41 | 日記
園長です。
 来年度からいよいよ英語が小学校で教えられるようになるそうです。5,6年生が主体だそうですが、これって本当に良かったのでしょうか。私は、自慢ではないですが英語が大嫌いでした。小・中・高・大を通して唯一成績で「2」をもらったのが英語でした。中高は何とかしのいでいましたが、高校1年の時に、私と意見の合わない女性教師が付けてくれました。当時通信表で「2」があると国公立大学はあきらめろと言われていて、とてもショックだったことを思い出します。個人的な見解ですが、英語だけは特別科目として「選択制」にしてもらいたいと思います。英語の必要性は認めます。何を隠そう、私も海外旅行へ行ったことがあり、帰国した直後は「絶対英語を習おう」と思うのですが、なかなか実行に移せません。一度アメリカ合衆国サンフランシスコ、ロサンゼルスへ行ったことがありましたが、通訳の女性にぴったりと張り付いて同行者たちからひんしゅくを買ったことがありました。こともあろうに私が研修報告書担当だったので大変でした。あのときくらい「英語が話せたらなあ」と思ったことはありませんでした。読めることは読めるのですが、聞き取れない、話せない状態では、外国旅行も楽しくありません。一度、妻とタイ、シンガポールに行ったときは、「もうこれで人生は終わった」と思うような失敗もしました。今思い出しても冷や汗がだらだら出そうな気がします。この事件は、もう少し、時間が経ってから詳しいことをお知らせしたいと思います。とにかく英語については、良い思い出が全くありません。英語の勉強を10年もしたのにこのざまです。原因は本人が一番良く理解しています。中学の最初の授業が失敗だったのです。先生も未熟だったし、生徒の私も未熟だったのです。わけがわからなくてもテストは平均点をもらっていました。これがいけなかったのだと思います。点数をとるための勉強で、身に着くような授業にはなっていませんでした。英語が出来る生徒たちは、もれなく塾に通っていた生徒たちで、少なくとも私の友人たちは誰も通っていませんでした。英語は出来ることにこしたことはありませんが、必要な時に勉強することが一番頭に入るようです。今、テレビで石川遼君がなんとかラーンニングという聞くだけで英語が話せるというコマーシャルをしていますが、私は絶対信じません。聞くだけでわかるようになるなら、日本中のこども達に国家予算で準備してもらいたいと思います。小学校では先生の力がとても大きいのですが、これ以上負担をかけると、先生自身がつぶれてしまうのではないでしょうか。
 結論、私は英語が嫌いです。嫌いなものを勉強するよりも、好きなことを勉強したいと思います。小学生に英語が必要だとは思いません。その前に、日本人の勉強、正しい日本語の勉強をしてほしいと思います。私は日本人です。日本人として生まれ、日本を大事にしたいと思います。今の日本人が自信がないのは、日本語を大切にしないからだと思います。日本語より英語を話す日本人が多くなったら、日本はどうなってしまうのでしょうか。などと・・とぼけたことを書きましたが、日本であることを誇りに思うには、やはり自分の国の言葉、国語を大切にするべきではないでしょうか。最近の中国を見ていると自国語の重要性、自国の歴史教育の重要性を考えさせられます。いったい文部科学省は、日本人をどうしたいのでしょうか。
コメント
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