園長です。
やっと桜が咲きました。梅も咲きました。こぶしも水仙もさきました。八戸は春真っ盛りです。連休前半の28,29日は最高の天気でした。私は28日には咲き始めた桜を見ながら久しぶりの「ゴルフ」を楽しみました。あまりの天気の良さに腕まくりをしたら、すっかりその跡が「日焼け」になっていました。私はお肌が敏感(面の皮の厚さとは関係ないみたい)なので日焼け止めが欠かせませんが、これまでの低気温が体に染みついていたため、つい塗るのを忘れてしまったのです。スコアの話は遠くに置いておいて、久しぶりの芝の感触は最高でした。まだ枯草のところもありましたが、新緑が目に染みる素晴らしい景観でした。近くに見る「階上岳」にはまだ残雪が見えましたが、春の陽気でカゲロウのようにゆれてみえました。
さて、次の日は「農作業」でした。父親から相続した少しばかりの畑があります。去年までは退職した学校の先生に貸していましたが、今年は「高齢」のために畑つくりは断念したとのこと。いつまでも放置していられないので、思い切って私が頑張ることにしました。実は私は農家に生まれた割には、農作業のことがあまりよくわかりません。家業を手伝わなかった報いが今になって自分に返ってきました。妻曰く「無理。絶対無理。」。妻に手伝ってもらおうと思っていたら、連休を利用してつくば市にいる孫のところに行ってしまいました。仕方がないので、ゴルフでガタガタになった重い体引きずり、サンデーで買った、初心者用「クワ」と「鋤」をかついで畑へ出かけました。保育園では偉そうなことを言って、農作業の話をしますが、私は「ばっこう掛け」が専門で、実務は園児のおじいさん、おばあさんが受け持っています。腕にはからっきし自信がありませんが、たぶん大丈夫だろうと思っていたのが大間違い。畑を耕す前に草取りをしなければなりません。たった10メーター四方の畑が後楽園球場のごとく広く感じられました。「30分もあれば終わるだろう」と思っていた草取りは倍の1時間。「1時間もあれば大丈夫だろう」と思っていた土越しは2時間もかかってしまいました。ひとうね耕すたびに深呼吸と手を休め、ふた畝ごとに眼下に広がる八戸の街を眺め、体を動かしている時間よりも、体を休めているほうが多かったのです。家庭用鋤は初心者でも使いやすく設計されているのですが、日頃の運動不足が祟り、腰は痛い、足は痛い、最後は呼吸までも辛くなりなりました。農家の大変さがいたく理解できた一日でした。
さて、5月の連休は、この畑に種をまきたいと思います。今考えているのは、とりあえず「ジャガイモ」「きゅうり」「とまと」「さといも」「こまつな」あたりにしようかなと思っています。でも「つるもの」も魅力があります。「かぼちゃ」「サツマイモ」・・「メロン」、畑の面積を考えると無理ですが、畑以外の場所は結構あるので「つるもの」はそちらに植えようと思います。今までは見よう見まねで行ってきた家庭菜園ですが、今年を機に農家もできる園長といわれるようになりたいと思います。
それにしても最近の車での事故、事件はひどいものがありますね。一昨日も関越自動車道で大惨事が起こりました。その前は集団登校中の児童の列に車が突っ込んだり、恐ろしい事件が連続して起こっています。歩行者がいくら注意して歩いていても、車を運転している人が「まとも」でない場合は防ぎようがありません。保育園でも天気が良い日は「お散歩」が多いのですが、十分気を付けたいと思います。危険人物が乗った車は、人が近づいたら「警報音」がなるような工夫ができないものでしょうか。これくらい科学が進んだのですから、実現させてほしいと思います。私も車を運転するので、十分注意して連休を過ごしたいと思います。皆さんも無違反、無事故でお過ごしください。