園長です。
11月も終盤に差し掛かりました。七五三が終わると、いつ雪が降ってもおかしくない天気になりますが、今年は今のところ「暖冬気味」です。まだ夏タイヤで車を運転していますが、来週には交換しようと思います。いやあ、ほんと忙しかったなあ。正確には「まだ忙しい」。11月13日に青森県から「子ども・子育て支援新制度」での新たな施設種別の説明会があり、これを機に一気に新制度移行の手続きが始まりました。わが園では、早くから「幼保連携型認定こども園」へ移行する意向を示してきましたが、いざ、移行しようとしたら、いろんな複雑な要件が出てきました。これまでアンケートで意向調査などしていましたが、実際は「様子見」を決め込む保育園が多いようです。そんな訳で、これから年度末にかけて、とても忙しい日々を送ることになりそうです。
さて、「つった」のことですが、何がつれたのでしょうか。「釣った」になれば、私が得意としている魚釣りですが、実は「攣った」なのです。寝ている間に足の指や、足のふくらはぎが攣るのです。俗に言う「こむらがえし」です。最初に、右足の薬指が、だんだん詰まってきて、痛くなり、目が覚めます。ひどい時は、両足のふくらはぎが固くなって反乱を起こします。あの痛いことと言ったら・・・。そのあとのケアが大変なのです。思いっきり騒ぐわけにもいかないし、せいぜい、布団をはぎ、足を伸ばすことしかできません。その間約1分。地獄のような時間です。でも、それを過ぎるとまた静かな眠りに入ります。若いころは、「金縛り」という現象によくかかったことはありますが、それとはあまり関係ない現象のようです。単に「老化現象」だと思うのですが、今までなかったので、少しだけ心配しています。何かの栄養素が足りないという話もありますが、私は、「心配事、悩み事」が原因だと思います。この年になって、すべてがうまくいくわけはないと思っていますが、それにしてもあんまりな出来事、現象が起こっています。そのうち落ち着くと思いますが、今が辛抱のしどころ・・・。
この「攣り」には、いろんな思い出があります。一番すごかったのは「背中」が攣ったときです。どう動いても痛い。手は届かないし、呼吸も困難になる・・・。大学生の時、東京・上野で背中が攣り、何とか渋谷までたどり着いたものの、動けなくなり、救急車で渋谷広尾病院(よく刑事もののドラマに登場する病院)に運ばれた時があります。診断は「腎結石」ということですが、私は今でも「背中が攣った」のだと思っています。救急車に乗ったのは後にも先にもその時だけです。乗り心地は全然覚えていません。でもなぜ背中が攣ったのか自分でもよくわかりません。夜あまり眠れないので深夜放送を聞きながら激しいストレッチをしたことを覚えています。まさに人生いろいろ、楽しいことも、そうでないことも良くありました。明日は、結婚式の乾杯をお願いされています。完敗にならないよう気を引き締めていこうと思います。
そうそう、昨日、保育園で避難訓練を行いました。今日の朝、何人かの父兄に「園長先生大丈夫でしたか。」と聞かれました。よくよく話を聞くと、子供たちが「避難訓練」での話をしてくれたとのこと・・・・。実は「不審者対応」の訓練をしたのですが、長坂保育園は改築して2階建てになったので、訓練は「マイク」で行います。不審者対応の訓練は、あまりリアルにやると子供たちのトラウマになる・・・と聞いていたので、わが園では「模擬不審者侵入事件」をでっち上げ、マイクで実況放送します。副園長がマイクで「今、園長先生が不審者と戦っています。おっと、不審者がナイフで園長先生に切りかかっていきました。園長先生はひらりとかわして回し蹴りを浴びせました。ひるんだすきに園長先生と主任のまどか先生が犯人を取り押さえました・・・。」てな調子です。実際はワークルームで出まかせを言っているのですが、子供たちには見えないので本物だと思ったのでしょう。「園長先生けがはなかったですか。」と聞かれたときは、本当にあせりました。大人は「避難訓練」でも子供たちにとっては「本当の事件」だったようです。次回からはもう少し「嘘っぽく」放送劇を作りたいと思います。そういえば昨日、子供たちが帰る前、園長室によって「園長先生ありがとう。」と言っていた意味がやっと分かりました。そうだよ、園長先生は、いつもみんなのことを守っているのだよ・・・。ちょっとだけ後ろめたい思いに駆られた園長でした。