園長です。
八戸市内でO-157が発生したようです。新聞記事によると重傷者は出ていないようですが、感染者が50人以上と多かったようです。この感染症は子供や老人がかかると重症化し、とても厄介な代物です。何年か前、「カイワレ大根」が感染源で大量の重傷者が発生したことを思い出します。当時の管直人首相が「もう大丈夫」とテレビでカイワレ大根をおいしくなさそうに食べていたことを覚えています。
保育園では夏の感染症で一番警戒をしているのが「とびひ」です。これは夏の「あせも」や「虫刺され」がもとで、幹部がただれ、暑いのに「包帯」などを巻かれ、見た目も苦しそうです。最近はたまに「冬」でもこの症状が見られ、快適な住環境の下での逆快適がみられます。やはり夏は夏、冬は冬の体つくりが大事なようです。次に注意をしなければならないのが「腹痛・下痢・ユル便」です。寒暖が激しい夏に起こりやすく俗に「寝冷え」と呼ばれ、夏風邪とは少し違うようです。昔は寝冷えを防ぐために「腹巻」をしていた子供が多かったのですが最近はあまり見かけません。実用より「見かけ」重視の現代を映し出しているようです。
今年の夏は、比較的「暑い」日が続き、夏を満喫していますが、西日本では40度近くにまで気温が上がったところもあるようです。私は低体温なので熱が37度あると、歩くのも大変になります。体温より高い気温での生活とはいったいどのようなものか2,3分だけなら体験してみたいと思います。私はサウナが好きでよくお風呂屋さんに行くと利用しますが、90度、100度の中では10分も入っていられません。そのあとの「水風呂」があるからいい気分になるのですが、40度の世界での生活は思い浮かびません。
さて、O-157ですが、手洗い、消毒の徹底と食肉は必ず熱を通すこと以外に予防はなさそうです。保育園で食中毒が発生すると大変なことになります。ないのが一番ですが、もし発生したときは十分な対応が必要なようです。どんな対応かって? 家庭への連絡、保健所、役所への速やかな通報です。わが園にもマニュアルはありますが、インフルエンザでか対応したことがありません。現代は過去のように「まあいいか」では責任を果たすことになりません。責任ある対応を心がけたいと思います。