園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

徒然なるがままに

2022-01-05 10:20:18 | 日記

謹賀新年 令和4年が明けました。今年の年末年始は寒い日が続きました。我が家では年末恒例の窓ふきが私の担当になっているのですが、今回は「先見の明あり」でした。12月の前半、小春日和の休日に頑張って磨いたのです。例年ですと年末年始休暇に入ってからボチボチとやっていましたが、天気予報の「今年は寒く、雪が深い」という言葉に反応してしまいました。本当は「地球温暖化」を信じ、穏やかな年末年始を期待していたのですが、「数年に一度の大寒波襲来」ということで、全く予想外れになってしまいました。今日は5日ですが、まだ寒波は居座っており、昨日も見事に「真冬日」でした。今日はお日様が出て、子ども達は元気で園庭に出て雪遊び、そり遊びで歓声を上げていますが、気温は低く、まるで冷凍庫の中で呼吸しているような感じです。「子どもは喜び、庭駆け回り、大人はこたつで丸くなる」、まさにそんな状態の保育園です。

 私の正月は、「箱根駅伝」で始まり、高校サッカー選手権で幕が閉じます。今年の箱根駅伝は、青学の圧勝でした。わが母校の駒澤は、応援もむなしく3位に沈みました。それでも往路2区の八戸出身の「田澤選手」が区間賞を取り、一矢報いた感じです。3区以降好調と不調が交互に訪れ、一時は6位まで順位を落としましたが、9区、10区で盛り返し3位まで順位を上げて終了しました。実際は素晴らしい成績なのですが、優勝候補と言われた駒澤と青学では大きな違いが出てしまいました。来年に期待したいと思います。この箱根駅伝で感じるのは、「練習」と「我慢」の大切さですす。最近の子ども達は「我慢や辛抱」が嫌いです。楽しいこと、楽なこと、結果が早く出ることを重要視するきらいがあります。そして大事なことは「自分だけではなく仲間がいる」ということです。大学は4年生までいますが、4年生だから本戦に出られるとは限りません。その日の調子次第で「当日変更」が認められます。そして一度も走ることなく箱根を去る4年生がたくさんいます。それでも「母校のために」一生懸命自分の役割を果たします。今年は初出場の駿河台大学の31歳の大学生に感動しました。教師を2年間休職して挑んだ箱根路。その時の教え子との襷の受け渡し。最後までつないだ襷には汗と涙がしみ込んでいました。たかが一枚の布切れですが、母校と仲間と自分の思いが込められた襷なのです。

 振り返って、我が園にも、サッカーという園全体で取り組んでいることがあります。春と秋に大きな大会があるので、それに向けて毎日少しづつ練習をします。サッカーは駅伝と違い、個人の力よりも全体のチームワークが重要です。点を取るためにどうしたらよいのか、点をとられないためにはどうしたらいいのか、子ども達なりに考え練習をします。たまに練習試合をして自分たちの力を確認し、本番に備えます。もちろん作戦はありますが、思い通りにはいきません。勝つことも負けることもあります。私は勝って喜ぶ子供たちの姿も好きですが、負けて大泣きをする子ども達の涙にも感動します。悔し涙を流す子にはそれなりの理由があります。一緒に戦った仲間と勝ちたかった・・・と。この思いがこどもたちの成長には欠かせないことだと思います。一人一人持っている性格、力、考え方は違います。それでも、仲間と一つの目標に向かって一緒に戦うことには大きな意義があります。試合に出れなくても仲間を応援し、点を入れると自分のように喜び、負けると一緒に涙を流します。この経験はとても大事なことだと思います。私も中学、高校と「甲子園」を目指し野球を頑張ったことがありました。高校3年の時、私たち3年生は4人。前年の秋の新人戦は、助っ人を頼んで試合をしました。あの時の仲間とは今もたまにあって酒を飲んでいます。私の人生の時間の中で高校野球に没頭していた期間は、とても輝いていた時間だったと思います。苦しいことは山ほどありました。楽しいことは・・・ほとんどありませんでした。それでも今思い出すと懐かしく感じます。かれこれ50年近くも前の話です。

 子ども達には楽しいことをたくさん経験してもらいたいと思いますが、「辛いこと」「うまくいかなかったこと」も経験してほしいと思います。自由と平等が跋扈する世の中ですが、悔しい気持ち、負けないぞという気持ちも持ってほしいと思います。新年早々、少し熱く語ってしまいました。さて、コロナ禍の中で「新しい生活様式」なるものが出てきましたが、子ども達にはソーシャルディスタンスは不要です。心も体も目いっぱいかかわりあって、お互いの心にたすきをかけてほしいと思います。今年も子ども達としっかり関り、保護者・保育士との襷を確認しながら保育にまい進したいと思います。心に余裕を持ち、徒然なるがままに・・・。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

12月28日(火)  今日は御用納め、明日から1月3日まで保育園はお休みとなります。子どもたちは、雪遊びをしたりお正月飾りを作ったり、好きな遊びを楽しんでいました。雪遊びのお友だちは寒さに負けず時間いっぱい遊び、先生に「給食の準備が出来たよ」と誘われても「もっと遊びたい!」と、残念そうに室内に入って来ていました。 さて今日の給食は、子どもたちに人気の”カレー”の上にチーズをトッピングした、チーズカレーライス。「カレーおいしいー!」と言う声が多く聞こえてきました。2歳児のお友だちはサラダを食べながら「このドレッシングおいしい」と話していたり(いつもと同じゴマドレッシングでした)、3歳児の男の子は友だちのみかんと並べ「僕の方が大きいよ」と大きさ比べをしたり、それぞれの発見を楽しみながら食べていましたよ。新年は1月4日から保育園が始まります。今年も一年お世話になりました。よいお年をお迎えください。(若江)

12月27日(月)  今日は最高気温がマイナス2度の予報で、寒い一日でした。午前中にフワフワの雪が園庭に積もり、それを見た子ども達が、「雪のプールみたいだね!早く遊びた~い!」と言っていました。午後は大きいクラスの子ども達が少しだけ雪遊び。寒さなんてなんのその!で、元気いっぱい遊んでいました。 さて、今日はほっけの塩焼き、筑前煮でした。ほっけは皮まで食べる子もいました。皮も確かに栄養がありますが、大人は残してしまいますよね。筑前煮は、子ども達の食べる姿を見ていると面白い発見がありました。筑前煮には鶏肉やゴボウなど色々な具材が入っているのですが、きのこが苦手な子はシイタケが、緑の野菜が苦手な子はインゲンが最後まできれいに皿に残っていました。それぞれ苦手だと思われる食材が一目瞭然で面白かったです。  今年も残りわずかとなりました。クリスマスが終わるとあっという間ですよね。保育園は明日まで。新年は4日からとなります。年末年始は美味しいものをたくさん食べると思いますので、手洗いうがいをしっかりして、胃腸炎や風邪には十分注意しましょう!(松田)

 

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