園長です。
17日から始まった「八戸えんぶり」、根城の広場にえんぶり組がやってくるというので見に行きました。午前11:00から・・・とのことで大急ぎで根城の広場に行きましたが、我が園は2回目の11:30からと受付で言われ、ドシェーと言う感じでした。何故って?とても寒いからです。気温は0℃前後。北風が強いので体感温度は「相当低め」です。周りの人たちも寒そうにたたずんでいました。仕方がないのでお城の本丸付近を散歩していたら小さい春を見つけました。
日当たりの良い場所に小さく黄色の花びらを咲かせた「フクジュソウ」が春の訪れを告げていました。まだ咲き始めですが、固い蕾が付近にたくさん見えていたので、3月には見ごろになりそうです。
根城の広場の本丸の中の藁ぶき屋根の小屋(竪穴式)の屋根の苔(こけ)に赤い小さな花が咲いていました。初めは何かわからなかったのですが、苔の中からもやしのような感じで2センチくらいの枝が伸びていて、その先に朱色に近い赤い帽子をかぶったような花(?)がついていました。写真だとわかりずらいのですが、屋根全体に生えている苔が赤く輝いているようでした。いつまで見られるかわかりませんが、私には初めて見えた早春の風景でした。
本丸の庭では新井田横町のえんぶり組が舞を踊っていました。ここのえんぶりは由緒正しい「ながえんぶり」です。「どうさいえんぶり」と違い動きがゆっくりで一つ一つの動作にメリハリがあり重厚に感じます。大夫は3人、全員大人です。子ども達は「松の舞」や「えんこえんこ」、「えびす舞」などを披露していました。我が園の子ども達と同年齢の子ども達もえんぶりの衣装に身を包み、鼻におしろいを塗って踊っていました。寒いのにどの顔も楽しそうでした。
今日は午後3時から根城の新組えんぶり組が保育園に来てくれます。根城にはえんぶり発症の地と言われる「売市えんぶり組」(ながえんぶり)と新組えんぶり組」(どうさいえんぶり)がありますが、我が園は初代理事長が売市えんぶり組の大夫を担っていたので最初は売市えんぶり組が来ていましたが、我が園の保護者や卒園児が新組に多数参加していたり、八戸三社大祭の参加などもあり新組との絆が強くなり、現在に至っています。最近は園児も参加してたくさんの応援と拍手をいただいています。このえんぶりに参加するために関東から帰ってくる卒園児もいます。国重用無形文化財に指定された八戸えんぶり、春を呼ぶといわれますが、小さい小さい春を見つけました。本格的な春が待ち遠しいですね。
保育園の園庭でも小さな春を見つけました。春一番に咲く「金縷梅」(まんさく)です。風は冷たいけど、太陽の日差しを浴び、満を持して咲いた感がします。この金縷梅が満開になる頃には卒園式の練習にも一段と力が入っていることでしょう。
2月18日(火) 今日は寒い。えんぶりが来たら暖かくなるかと思ったら、逆に寒に戻ったようだ。この寒さは1週間ほど続くそうだ。今日は二十四節気の「雨水」です。雪や氷が解けて暖かくなる気候だということですが、最近は暦の通りに季節が廻らないようです。地球温暖化で暖かい冬を過ごせるかと思ったら大きな間違いのようです。さて、今日のメニューはみんな大好き「ハヤシライス」。いつもより少し大きいスプーンに山盛りに乗せて、口へ投入していました。カレーとハヤシライスの日は、かたずけコーナーに「ウエットティッシュ」が置いてあります。口の周りにしっかり「食べました」マークが残っているので、優しくぬぐうためです。0,1歳児は口の周り、手がとても賑やかな状態になります。スプーンを横に置いて手掴みで食べている姿に感動を覚えます。「生きるために食べる」という実感を抱かせます。衛生面やマナーよりも「食べる」という本能を大事にしたいと思います。食べる子は育つ。食べる力は生きる力。子ども達の成長が楽しみです。
2月17日(月) 八戸は本日より20日まで国の重要無形民俗文化財「八戸えんぶり」が始まりました。本日は町の目抜き通りで「一斉摺り」が行われます。小中学校は「休校」となっており、大人も子どもも楽しめる行事になっています。午前中に八戸市役所へ行きましたが、街中は久しく見たことがないくらいの人出でにぎわっていました。長坂保育園には19日の午後、新組えんぶり組が来て、子ども達に舞を見せてくれます。卒園児たちもたくさん参加しているので子ども達も大喜びです。春を呼ぶえんぶりと言われますが、明日から1週間はまた「寒気団」が居座り寒さが戻るようです。子ども達の健康を気にしながらも頑張ってほしいと思う園長です。 さて、本日のメニューは「ニラレバ炒め」でした。最近の野菜の高騰でニラやキャベツは前ほど潤沢に使用できなくなりました。ニラレバと言えば青いニラの中に油で素揚げしたレバーが混じっているイメージですが、我が園のニラレバは「もやし」が主役に躍り出てニラは全体の彩を添える程度になっています。「野菜の白和え」はほうれん草と豆腐、胡麻がメインで人参、しめじなど入っていました。主菜で不足した分、副菜で補うという調理員の涙ぐましい工夫と努力に感謝したいと思います。また、今が旬の「ふのり」が入った味噌汁は、えんぶりの季節にふさわしい春の香りがしました。
2月15日(土) 昨日は、バレンタインでした。チョコレートの原料のカカオ豆の高騰でチョコが異常な高値とか。私は基本、あまりチョコを食べる習慣がないのですが、たまに明治製菓のアーモンドチョコが食べたくなります。あのカリッとした歯ごたえと口の中に広がるアーモンドの香りがたまらなく好きです。義理チョコがなくなったとはいえ、チョコをもらった人は来月大変だろうなぁと心配しています。さて、今日のメニューは「焼きそば」。焼きそばと言えば「ソース焼きそば」。私が小学低学年の頃はこの時期、毎日長根リンクに通ってスケートをしていました。まだ、パイピングになる前で、3つの池に本物の氷が張っていました。天候により「赤」「白」の旗が掲げてあり、赤の場合は滑走禁止になっていました。もちろん滑走料は無料です。リンクの周りには屋台が並び、おでんや焼きそばを売っていました。小皿は5円。中皿は10円。ウスターソースがたっぷりかかった焼きそばは子ども達の大人気でした。天かすがたっぷり入った10円の焼きそばは、なかなか食べられない貴重な一品でした。鼻水をすすりながら食べる焼きそばは「世の中にこんなおいしいものがあるのか」と思うくらいおいしかった思い出があります。貧しかったんですねえ(我が家は)。今から60年くらい前の話です。寒さも今より何倍も寒かったはずですが、白い息を吐きながら食べる天かすだけの焼きそばは、身も心も温かくなる冬の長根の風物詩でした。雪下駄、金(かね)下駄、金スケート・・YSにはないだろうなあ。博物館にはあるかも・・今は昔、老人の独り言でした。
2月14日(金) 風がぴゅーぴゅー吹いています。北風が木の枝や電線を震わせます。この風の音を「虎落笛」(もがりぶえ)と言います。俳句の冬の季語になります。高校の古文の時間に「冬」というお題で五七五の句を作った記憶があります。国語辞典を隅から隅までひっくり返しこの「虎落笛」という季語を見つけ、句を作ったのですが、先生も読めなかった虎落笛です。どんな句だったか忘れましたが、生意気盛りの高校生が唯一褒められた記憶がよみがえります。そんな風が強い日でしたが、朝方積もった雪(約1センチ)でそり遊びをしている子ども達でした。さて、本日のメニューは「まさご揚げ」と「春雨の中華和え」でした。豚肉としらすと豆腐が柔らかく混ざり合いこんがりときつね色に揚げられたまさご揚げは、中身はふわふわ、外はカリカリで子ども達には大人気です。春雨の中華和えは大盛りにしている子がほとんどで、野菜やハムなどが入った春雨を大きな口を開けてモリモリ食べていました。感染症に負けない元気な体を作ってほしいと思います。
2月13日(木) 空は雪雲。太陽は少しだけ顔を出す場面がありますが、ほとんどが厚い雲の中。時折、吹雪のような雪が舞っています。気温がさほど下がらないので「三寒四温」の前触れかと思っています。この連休を利用して「つなぎ温泉」ホテル大観に行ってきました。中華民族の大型連休「春節」が終わったのでインバウンドの影響もなく、ゆっくり温泉を楽しめました。泉質は硫黄泉の低張アルカリ泉でほんのり硫黄の香りがして肌に優しい「美人の湯」として有名です。ここの温泉は飲むこともでき、外からも内からも温泉効果が得られます。私の坐骨神経痛にも効いたらしく、今のところ痛みは感じません。監査だ書類だと忙しい毎日だったのでたまにはこんな日もいいなあと思いました。さて、本日のメニューは「鱈のチーズ焼き」と「切り干し大根の煮物」でした。鱈は冬の今が旬。昆布で締めた鱈の刺身や鱈のじゃっぱ汁は寒いこの時期には最高です。白身は煮ても焼いても揚げてもおいしいです。特に美味しいのは「きく」と呼ばれる鱈の精巣で、フグの白子にも匹敵する超高級品です。今回の鱈のチーズ焼きには残念ながら登場しません。でも、鱈独特のさっぱりした身とチーズがうまく調和し、おいしい一品に仕上がっていました。。切り干し大根は栄養の宝庫。この時期は寒大根と切り干し大根が人気です。ここ数日は「寒」と「暖」が交互に訪れるようです。健康管理には十分注意しましょう。春はもうすぐです。ジャンガジャンガとえんぶりのお囃子も聞こえそうです。
2月12日(水) 今年度も残すところ2ヶ月半となり、保育園では卒園や進級に向けた準備と来年度へ向けた話し合いなどが行われています。いつも4月に行われていた父母の会総会を、今回は3月22日の土曜日に行うので、例年より早く年間行事予定などを、お伝えできればと思っていました。年中組までの保護者の皆さまは、是非ご参加ください。 さて、今日の給食は様々な具材が入った卵焼き『千草焼き』でした。「朝も卵焼き食べてきた」と話しているお友だちがいましたが、筍や椎茸、人参や万能葱、挽肉や出汁などが入り、栄養満点でした。『小松菜と蒲鉾の醤油炒め』は蒲鉾からも旨味が出るからか、醤油だけで味付けしたとは思えない美味しさでした。1歳児のお友だちが「ほうれんそうと、たまぼこがはいってる」と話していて、みんなを笑顔にしていました。(若江)
2月10日(月) 今日は風が冷たく、玄関に立っていると寒く感じましたが、散歩に出かけたお友だちはサッカーなどで体を動かし、元気いっぱいの様子でした。給食の写真を撮り終え、食べようとお盆におかずを並べる際、主菜と副菜を逆に置いている事に気がつきました。何気なく置いてしまいましたが、和食の正しい配膳の位置は、ご飯の入った茶碗は左手前、汁物は右手前、肉や魚などの主菜は右奥、副菜は左奥となっています。長坂保育園の給食は、主菜と副菜が一皿ずつに盛り付けられているので、しっかりと並べていきたいと反省しました。さて今日の給食は『肉豆腐』と『南瓜の煮物』でした。南瓜は苦手なお友だちもいますが、肉豆腐はすき焼き風の甘辛い味付けで、子どもたちもモリモリ食べていました。明日は建国記念の日で祝日なので「明日ね、おばあちゃんの家でドーナツ作るんだ」「ぼくはそうじする~」などと、何をするのか教えてくれました。休み明けに話を聞かせてもらうのを楽しみにしたいと思います。(若江)
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