自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

新・吸血姫美夕 西洋神魔編

2005-04-24 | オーディオ・ドラマ
新・吸血姫美夕 西洋神魔編 (1993年)
「美夕の章」(1巻)
「西洋神魔の章」(2巻)
役名:神魔の長

OVAで演じられた神魔の長をドラマCDで再演された作品。
全6巻のうち1・2巻にご出演。ご出演の物のみ拝聴しています。

キャスト
美夕:渡辺菜生子 
ラヴァ:塩沢兼人 
美夕の母:池田昌子(1巻) 
神魔の長:納谷悟朗(1・2)
桐生:梁田清之(1) 
レムレス:三ツ矢雄二(1)
羽生:若本規夫(1) 
早夜(さや):小林優子(1)
カールア:天野由梨(1・2) 
レムニア:佐々木望(2) 
ケット・シー:中尾隆聖(2)
パズス:井上和彦(2) 
ナイト・ギヤ:速水奨(2) 
ウォーター・リッパー:弘中くみ子(2)
スパルトイ:玄田哲章(2) 
アミイ:堀川亮(2)
ナレーション:小山茉美 他

美夕の学校で同級生の少女が行方不明になる。
彼女は美少年の神魔、桐生(梁田氏)によって本の中に封じ込められていた。
その桐生を美夕が闇へ返す。
最初にいきなり梁田氏がご出演になって、カッコイイ!と思ったら、あっという間に闇へ返されました。(笑)

次に現れたのが、鳥の神魔、羽生(若本氏)。
美夕の学校の先生として登場し、美夕に近づいて来る。
古典の教師で、「限りとて、別るる道の悲しきに、いかまほしきは命なりけり」と桐壺の更衣の最期の言葉を読み上げて、講義。(若本氏の「源氏」、実に結構でした!笑)

羽生は「はぐれ神魔」ではないが、監視者、美夕の能力を試しに現れたのだった。
羽生は美夕の生い立ちとラヴァが美夕の僕になったいきさつを感じ取る。

美夕の生い立ちはOVAとはやや異なっており、ここでは、吸血の一族に生まれても、
その全てが目覚めるとは限らないらしかった。
事実、美夕の母は目覚める事なく、人として生活する事が出来た。
しかし美夕が生まれた日、吸血の一族の後継者が誕生した事を知った神魔の長が、彼らの前に現れる。「早く大きくなれ。早く目覚めよ。」と神魔の長が美夕の誕生を祝う。
ドラマの中で、悟朗さんが一番古典的な感じがしました。とても良かった。
悟朗さんにも源氏の一節でも朗読して頂きたかったですが・・・。(笑)
池田氏は、これまた相変わらずの美しさでした。

ラヴァは「監視者」の血を絶やす為、美夕を殺しに来た西洋神魔。
しかしOVAと同じく、美夕に血を吸われ、美夕の僕になっていた。
親友のレムレス(三ツ矢氏)はラヴァを連れ戻しにやって来る。
レムレスは美夕に襲い掛かるが、そのレムレスの喉を切り裂いたのは、親友ラヴァの爪だった。レムレスは「お前を連れ戻したかっただけなのに・・・」と叫びながら、闇へ返されてしまう。

羽生は神社のお宮で、美夕と対決する。
少女だと思い、その力を疑っていた羽生だが、美夕はやはりただ者ではなかった。
あっという間に、その羽を焼かれ、逃げる術を失った羽生は、最後の願いを美夕に託す。
羽生の恋人、早夜が西洋神魔に殺されてしまったと言うのだ。
早夜の仇を取って欲しいと言い残し、羽生は焼き尽くされていった。

美夕は西洋神魔達が日本へやってくる事を知った。
彼らは、ラヴァのかつての仲間達であった。

2巻ではついに、八人の西洋神魔達を乗せた船が日本へやって来る。
ナイトギア(速水氏)、レムニア(佐々木氏)、カールア(天野氏)が美夕を倒しに上陸。
レムニアはレムレス(三ツ矢氏)の弟であり、兄を殺したラヴァを裏切り者として憎んでいた。
カールアはラヴァの従妹。ラヴァを慕っていたが、ラヴァがその魂を美夕に捧げていると知って、美夕を憎悪する。
夢使いのナイトギアは美夕を夢の中に閉じ込め攻めるが、美夕はラヴァに助けられる。

一方残りの西洋神魔達は日本魔界を目指していた。
そんな船が入り込む場所はないと、笑っていた神魔の長だったが、西洋神魔達の猛撃に合い、息絶える。登場人物が多い中、悟朗さんのセリフは思ったよりありました。
日本魔界は五層で成り立っているそうで、彼らが悟朗さんの事を「第一層の長」と呼んでいた。一番偉い人じゃなかったんですね。(苦笑)
最下層(第五層)の長と言うのが、一体どういう物なのか、ちょっと興味が沸きました。

ナイトギアの速水氏が、美夕とラヴァに倒されてしまい、他の西洋神魔達も美夕とラヴァの前に姿を現す。
リーダーのパズス(井上和彦氏)はラヴァを美夕から解き放つには、たった一つしか方法がないと言い、彼の武器でラヴァの心臓を貫く。
ラヴァは最期の力を振り絞って、美夕を別の空間へ逃がすのだった。

皆さんそれぞれカッコ良かったです。
悟朗さんは、幻想的、純日本的な雰囲気がとても良く出ていました。
この作品、とても面白く拝聴しました。

原作:平野俊弘、垣野内成美
(秋田書店刊ホラー・コミックスペシャル「新吸血姫美夕」より)
脚本:中村学 音楽:和田薫 音響プロデューサー:中野徹
音響コーディネーター:岩浪美和 
音響効果:佐々木純一(アニメサウンド・プロダクション)
エクゼクティブ・プロデューサー:高野富士雄、相澤孝夫
プロデューサー:久米憲司 ディレクター:渋谷和子 総監督:平野俊弘
発売元:ポニーキャニオン
「美夕の章」(1993年3月19日)
「西洋神魔の章」(1993年5月21日)


コメント
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