自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

オーディーン 光子帆船スターライト

2005-04-27 | アニメ
オーディーン 光子帆船スターライト (1985年8月10日劇場公開) 139分
役名:蔵本正之介/ナレーション

ヤマトの西崎義展氏監修のアニメ。
悟朗さんは船長かと思いきや、「ボースン」こと甲板長の蔵本正之介。
船長は加藤武氏でした。加藤氏も、なかなか良かったです。

蔵本はとってもオヤジなキャラ。でも、結構カッコ良かった。(笑)
スターライト号のテスト飛行からストーリーが始まり、乗組員が若さに溢れていた。
その若者集団の中にあって、船長、蔵本、船医(槐氏)等のオヤジが逆に目立って見えました。(笑)

キャスト

筑波あきら:古川登志夫 
マモル・ネルソン:堀秀行 
サラ:藩恵子
鈴鹿武船長:加藤武 
蔵本:納谷悟朗 
聖アースコード:石田(弦)太郎
フロイ・フォンゲンバウム(船医):槐 柳二 
南塾:池水通洋
ベルゲル:玄田哲章 
サイボーグ:松橋登
石毛二郎:古谷徹
竜王直紀:若本紀昭(若本さん、若者の一人でした。笑)
那良徹:曽我部和恭 猫田坊一:塩屋翼 伊丹光雄:森功至 山川:野島昭生
岸野一彦、難波圭一、野本礼三、橋本晃一 他

この光子帆船と言うのは、その名の通り宇宙の帆船。
太陽エネルギーを使ったレーザー光線を帆に受けて航行する、と言う様な説明だったと思います。
この辺の説明は悟朗さんがナレーションでされていました!
(ナレーションも素敵でした。)

帆船と言えば、ハーロックの船にもマストがついていたが、あれは大きなマストが一つでした。スターライト号は「カティサーク」の船みたいにマストが沢山ある帆船。
レーザー光線を帆に受けると輝く様になって、見た目はとても綺麗ですが、宇宙航海中にマストの修理が大変そうだなーと、余計な心配をしてしまいました。(笑)

蔵本は、さばけた人で、スターライト号の乗船員として、最終選考に落ちているのに
(確か、教官を殴ったのが理由)強引に乗り付けるあきら(古川氏)を「面白い奴」と言っていた。

2099年。スターライト号が、スペース・コロニーから木星へのテスト飛行中、アステロイド・ベルトからSOSを受信。そこで、宇宙客船が、何者かの攻撃を受けていた。
彼らは、唯一の生存者サラを救出する。

やがてスターライト号は、磁気嵐に見舞われる。
そしてこの磁気嵐に飛ばされて(なぜか偶然ワープ???)天王星へ行きつく。
そして天王星の衛星オベロンの氷の下に円盤を発見。その中にあったコンピューターの航海日誌に、2万年程前、彼らが地球人と接触した時の記録が記されていた。
また航宙図等もあり、昔地球を訪れた宇宙人がアルゴ座カノープス星系の「オーディーン」と言う星から来た事が分かる。しかもワームホールの存在まで書かれており、スターライト号は、宇宙の何処へでも行く事が可能になる。
サラは、実はこのオーディーンの血を引く者だった。

地球人以外の生命体の存在を知り、どうしてもオーディーンへ行きたい若者達。
一方サラもオーディーンが実は自分の故郷である事を感じ取っていた。
船長以下、ランクの高い者達は、とにかく地球へ一度帰ろうとするが、血気盛んな若者達は叛乱を起こして、船を乗っ取り暴走する。

スターライト号は、ワームホールを通過した先の宇宙で、敵の前線基地から猛攻撃を受ける。この襲撃の為に、蔵本は負傷し、最終的に帰らぬ人となった。

敵だと思っていた軍団(?)は実はサイボーグで、彼らは機械に支配されていた。
オーディーンは2万年前滅亡の危機に遇し、彼らは自らをサイボーグ化して生き延びたが、コンピューターが逆に彼らを支配してしまったのだ。
オーディーンに生き残っているオーディーン人達は女王の帰還を待っていると言う。
女王サラ・・・サラは女王の末裔だった。
彼らは一路オーディーンへ向かって飛び続ける。

このストーリーの最大の問題点は、悟朗さんの蔵本が1時間ちょっとで戦死しちゃう事・・・って、それも勿論そうなんですが(笑)・・・他にも幾つかありました。
まず、私には、どうしてあの時点で、オーディーンを目指さなければならなかったのか、
その理由が今一つ理解出来ませんでした。
スターライト号は、現在テスト飛行中で、まだ試運転の段階。
何も今すぐ、オーディーンを目指す必要があるとはどうしても思えなかった。
何かの理由で、今現在、地球の興亡がかかっている・・・とか言うのなら、まだ分かりますが、(まあ、これも何処かで聞いた様な話ですけど・・・笑)そういう緊迫した状況ではなかったと思います??

悟朗さんの蔵本が亡くなった時点で、見るのを止めなかった理由は、オーディーンと言う星が一体どういう所なのか、興味があったからです。そして新女王のサラがやって来る事で何かスゴイ事が起こるのか??と思ったから。
それなのに、2時間強の長い映画で、最後にオーディーンへ行き着かないなんて・・・。

あとは、あの訓練生達(若者達)があまりにも自分勝手に行動しているのが、幾らなんでもあんまりだと思いました。
蔵本や船長等が、やけに物分りが良すぎるのも不思議でした。

悟朗さんはカッコ良かったので、嬉しかったですが、この映画長すぎでした。
長いのに終わらないのが、やはり最大の難点でしょうか・・・?(苦笑)

製作・総指揮:西崎義展
企画・原案:西崎義展
プロデューサー:勝間田具治
総監督:舛田利雄
監督:白土武、山本暎一
脚本:笠原和夫、舛田利雄、山本暎一
編集:千蔵 豊
製作:ウェスト・ケープ・コーポレーション


コメント
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