第6話 「爆発一秒前」
Any Second Now (1-4、1962年10月23日)
デビッド・ウンドマン少尉:日下武史
本隊に呼び戻されたヘンリー少尉とサンダース軍曹。
ヘンリー少尉は酒場で食べ物を注文しようとしますが、言葉が通じない彼を助けてくれたのは、イギリス軍の美人看護婦アンでした。
すぐ気安く話しかけるヘンリー少尉、サスガです。(笑)
そこへアンの元(?)恋人、イギリス軍のデビッドが登場します。
爆撃が始まり、地下の酒蔵へ避難する彼らですが、デビッドは下は防空壕ではないのだから何処にいても同じだと言って、強情に避難しません。
地下でアンの話を聞くヘンリー少尉。
彼は絶対に魅力たっぷり(←私の意見)で、「あなたは聞き上手ね。」と最後にアンに言われていました。(笑)ここでの会話で、デビッドの事をすっかり聞くヘンリー少尉です。
アン「(爆弾が)そんなに近くないわね。」
ヘンリー少尉「言うと落ちるよ。」
爆撃が終わると、アンとデビッドを残して店を出るヘンリー少尉ですが、次の爆撃では、教会に避難し、そこでがれきの下敷きになってしまいました。
しかもそこには不発弾(実は時限爆弾)が残っていました。
アンの恋人のデビッドは、爆弾処理班。
この爆弾には、時限信管の他に対妨害用の信管が付いていて、ちょっとしたショックでもすぐに爆発すると言う事で、信管を外すのは危険が多すぎる為、爆弾をこのまま爆発させる事にします。
が、デビッドはその時、下敷きになっていたヘンリー少尉に気づきます。
デビッドは、アメリカ兵が嫌いな上に、戦争に疲れ、集中力に欠けていました。親友が死に、所属の隊で開戦当時から生き残っているのは自分だけ。
彼は心の平静を保てなくなっていました。
そんな彼に爆弾処理が出来るのか?・・・まさに危機一髪です。
デビッドが、足が折れているヘンリー少尉にモルヒネを打とうとすると、ヘンリー少尉がモルヒネの小さなビンを潰してしまう所がカッコ良かったです。
「これからのあんたは、あらゆる援助が必要なんだ。精神的援助だけだっていい。オレが寝ちゃったら手伝えないぜ・・・俺を怒鳴るだけでも気が休まるだろう。」
「事実に直面して考えてみようや・・・爆弾が処理出来ない事だ。心も体も冷静沈着じゃない。コンディションのいい奴を呼んできたまえ」と続けざまにズバリと言うヘンリー少尉です。
喋っていると気が紛れるものだと、ヘンリー少尉が提案し、デビッドは説明しながら処理を続けます。
時限信管と回収防止信管を同時に撤去する特別な器具がある・・・と言うデビッド。
ヘンリー少尉が「使った経験は?」と聞くと訓練中に使ったが、成績は良かった。100点だったと答え、円筒を隙間に差し込んで、固くしめ、二つの信管を同時に引き出す・・・と説明するデビッドですが、手が震えて引き出せません。
この辺、悟朗さんと日下さんが、本当に真に迫っていて、ハラハラ、ドキドキです。
「あのドアから出て行くか、吹っ飛ぶかだ・・・決心しなくちゃならないんだ。どっちを取るかね?」とヘンリー少尉が問います。
防空サイレンが響き渡りました。
今、爆撃を受ければ、吹っ飛んでしまいます。
意を決して対妨害用の信管を外すデビッド。
が、まだ時限信管も取り出さなくてはなりません。
「あんたは、この戦争で死んだのは、爆弾処理班だけだなんて、思っているのかい?」と言う、悟朗さんのセリフが決まっていました。
デビッド「考えてみると妙なめぐり合わせだ。君が僕の命を助けるなんて。」
ヘンリー「助けた訳じゃない。喋っただけさ。」
デビッドは見事に爆弾処理を果たしました。
アンが神父さんから話しを聞いて「・・・あの間中、デビッドはあなたに話しかけて、あなたは元気づけたって・・・」とヘンリー少尉に言うと、実際はヘンリー少尉のデビッドへの援助もとても大きかったのに「その通りだ。命の恩人だよ。」とデビッドの事を良く言うヘンリー少尉が、最後までカッコ良かったです。(笑)
日下さんとの会話が多く、見所(聴き所?)たっぷりのエピソードでした。(笑)
*一番最初に制作されたエピソードがコレだったそうです。(CombatFan.com様情報)
リトル・ジョンが登場していましたが、ヘンリーもサンダースも彼を知らない様子でした。
最初の作品で、まだ設定が出来上がっていなかったのが、理由かもしれません。(?)
酒場に居たネコも可愛かったです。動物の使い方が上手いですね。
*文章を少し修正しています。(2015年12月30日)
***
クリスマス前の投稿はこれが最後です。
メリー・クリスマス!
Any Second Now (1-4、1962年10月23日)
デビッド・ウンドマン少尉:日下武史
本隊に呼び戻されたヘンリー少尉とサンダース軍曹。
ヘンリー少尉は酒場で食べ物を注文しようとしますが、言葉が通じない彼を助けてくれたのは、イギリス軍の美人看護婦アンでした。
すぐ気安く話しかけるヘンリー少尉、サスガです。(笑)
そこへアンの元(?)恋人、イギリス軍のデビッドが登場します。
爆撃が始まり、地下の酒蔵へ避難する彼らですが、デビッドは下は防空壕ではないのだから何処にいても同じだと言って、強情に避難しません。
地下でアンの話を聞くヘンリー少尉。
彼は絶対に魅力たっぷり(←私の意見)で、「あなたは聞き上手ね。」と最後にアンに言われていました。(笑)ここでの会話で、デビッドの事をすっかり聞くヘンリー少尉です。
アン「(爆弾が)そんなに近くないわね。」
ヘンリー少尉「言うと落ちるよ。」
爆撃が終わると、アンとデビッドを残して店を出るヘンリー少尉ですが、次の爆撃では、教会に避難し、そこでがれきの下敷きになってしまいました。
しかもそこには不発弾(実は時限爆弾)が残っていました。
アンの恋人のデビッドは、爆弾処理班。
この爆弾には、時限信管の他に対妨害用の信管が付いていて、ちょっとしたショックでもすぐに爆発すると言う事で、信管を外すのは危険が多すぎる為、爆弾をこのまま爆発させる事にします。
が、デビッドはその時、下敷きになっていたヘンリー少尉に気づきます。
デビッドは、アメリカ兵が嫌いな上に、戦争に疲れ、集中力に欠けていました。親友が死に、所属の隊で開戦当時から生き残っているのは自分だけ。
彼は心の平静を保てなくなっていました。
そんな彼に爆弾処理が出来るのか?・・・まさに危機一髪です。
デビッドが、足が折れているヘンリー少尉にモルヒネを打とうとすると、ヘンリー少尉がモルヒネの小さなビンを潰してしまう所がカッコ良かったです。
「これからのあんたは、あらゆる援助が必要なんだ。精神的援助だけだっていい。オレが寝ちゃったら手伝えないぜ・・・俺を怒鳴るだけでも気が休まるだろう。」
「事実に直面して考えてみようや・・・爆弾が処理出来ない事だ。心も体も冷静沈着じゃない。コンディションのいい奴を呼んできたまえ」と続けざまにズバリと言うヘンリー少尉です。
喋っていると気が紛れるものだと、ヘンリー少尉が提案し、デビッドは説明しながら処理を続けます。
時限信管と回収防止信管を同時に撤去する特別な器具がある・・・と言うデビッド。
ヘンリー少尉が「使った経験は?」と聞くと訓練中に使ったが、成績は良かった。100点だったと答え、円筒を隙間に差し込んで、固くしめ、二つの信管を同時に引き出す・・・と説明するデビッドですが、手が震えて引き出せません。
この辺、悟朗さんと日下さんが、本当に真に迫っていて、ハラハラ、ドキドキです。
「あのドアから出て行くか、吹っ飛ぶかだ・・・決心しなくちゃならないんだ。どっちを取るかね?」とヘンリー少尉が問います。
防空サイレンが響き渡りました。
今、爆撃を受ければ、吹っ飛んでしまいます。
意を決して対妨害用の信管を外すデビッド。
が、まだ時限信管も取り出さなくてはなりません。
「あんたは、この戦争で死んだのは、爆弾処理班だけだなんて、思っているのかい?」と言う、悟朗さんのセリフが決まっていました。
デビッド「考えてみると妙なめぐり合わせだ。君が僕の命を助けるなんて。」
ヘンリー「助けた訳じゃない。喋っただけさ。」
デビッドは見事に爆弾処理を果たしました。
アンが神父さんから話しを聞いて「・・・あの間中、デビッドはあなたに話しかけて、あなたは元気づけたって・・・」とヘンリー少尉に言うと、実際はヘンリー少尉のデビッドへの援助もとても大きかったのに「その通りだ。命の恩人だよ。」とデビッドの事を良く言うヘンリー少尉が、最後までカッコ良かったです。(笑)
日下さんとの会話が多く、見所(聴き所?)たっぷりのエピソードでした。(笑)
*一番最初に制作されたエピソードがコレだったそうです。(CombatFan.com様情報)
リトル・ジョンが登場していましたが、ヘンリーもサンダースも彼を知らない様子でした。
最初の作品で、まだ設定が出来上がっていなかったのが、理由かもしれません。(?)
酒場に居たネコも可愛かったです。動物の使い方が上手いですね。
*文章を少し修正しています。(2015年12月30日)
***
クリスマス前の投稿はこれが最後です。
メリー・クリスマス!
神父さんの認識では、そういう事になってたんでしたっけ! けしからんですね~。
避難しないで二人を見守っていた神父さんて立派!みたいな事をどこかに書いた気がするんですが、前言撤回したい気になりました。(笑)
ヘンリーは最後までかっこよかった・・・サンダースが寝ぼけまなこでやってきた時も、「かすり傷さ」ですもんね。デビッドには「折れてる」と言っておきながら。
ちょっぴりキザなヘンリー少尉でした。
確かに立派だと思います!(笑)
英語が分からないので、雰囲気として、ひどい負傷をしていながら、ヘンリー少尉がデビットを一生懸命元気付けているのは分かったのでしょう。
アンはそれを聞いて、少尉にお礼を言いたい気持ちだったのだと思いますが、ヘンリー少尉が逆に、「デビットは命の恩人」と言っていたのが、カッコ良かったです。
私の書き方が解り難かったですね。(汗)
ほんのちょっとだけ、あの部分の文を変更しておきます。
あとは、最初にアンと話しているシーンで、ヘンリー少尉は「僕」と言っていました。
女の子と話す時は「僕」になっているみたいですネ!(笑)