5年前の7月、このブログを始めた。
それから、250回も更新を重ねた。
その都度、話題に想いを巡らし、
何よりも私自身が楽しみながら続けてきた。
時々、4,5年前、そして2.3年前に記したものを
読んでみる。
赤面してしまうものも多いが、
「これも私」と自身を納得させ、削除などはしないことに・・。
さて、ブロクを始めた2014年だが、
伊達に居を構えて2年が経過した頃だ。
この年を、私は『節目の1年』と思っている。
しばしふり返る。
雪融けを迎えた3月、自宅前の車道は、
圧雪が氷結し、なかなか解けなかった。
そこで、ホームセンターで『氷裂き棒』なるものを買い求めた。
その棒を、打ち下ろし打ち下ろしして氷を割った。
それを使うと、路面の氷は面白いように砕け散った。
つい夢中になり、何日も何時間もその作業をした。
きっと、それが悪かったのだと思う。
夕食の時、手が震えて、
箸で食べ物がうまくつかめなくなった。
それを皮切りに、徐々に右手の異常が始まった。
親指に力が入らない。
手首付近の感覚が鈍い。
時々痛みが走る。
整形外科に行って、「箸がうまく使えない。」と訴えた。
でも、医者に軽くあしらわれた。
「年齢とともに、そうなるもんですよ。」
だって・・。
特段腕を動かさなくても、症状の悪化が進んだ。
4月下旬、総合病院で手指の専門医の診察を受けた。
『尺骨神経麻痺』のため手術が必要との診断だった。
連休明け早々、2時間半の手術を受けた。
全治を期待した。
しかし、術後の回復は、私を裏切った。
それまでとは違った痺れや痛み、麻痺に見まわれた。
執刀医は、徐々に良くなりますよと言うだけ・・。
数週間後、
「軽いジョギング程度ならいいです。」
とは言ってはくれたが、
長距離の運転や、腕を振るゴルフなどは、固く禁止された。
私は、悶々とした。
ジョギングで軽く汗を流した後、
読書以外に日常を過ごす方法がなかった。
新しい刺激を求めた。
右手のことを忘れる時間が欲しかった。
そんな時、ネットでいくつかのブログに出会った。
毎日更新するものから、不定期なものまで。
そして、内容の多彩さにも驚いた。
それまでブログに関わる機会がなかっただけに、
日に日に興味が拡大した。
「私もやってみようかな・・。やってみる!」。
そう思うまでに1ヶ月がかかった。
ブロク開設当初、
キーボードは左手だけがたよりだった。
余談だが、
今も右の薬指と小指は役立たずのまま・・。
週1回更新すると決めた。
想像していた以上に、充実感があった。
「すごいプレゼントが舞い込んだ。」
そんな想いで、気持ちが明るくなった。
2日をかけて、内容を吟味する。
その時間がよかった。
右手のストレスが和らいだ。
不自由さを忘れている時があった。
その上だ。
色々な角度からブロクを綴っている内に、
私自身への新しい気づきがあった。
そのくり返しが、私を育てていると実感した。
そう感じるようになるまで、時間を要しなかった。
この年齢になってもなお、自身を高めることができる。
それが嬉しかった。
『怪我の功名!』。
そんな言い方もできよう。
類似したことがもう1つあった。
その年の秋口だ。
手にわずかだが感覚が戻ってきた。
ゴルフクラブはまだしっかり握れないが、
パークゴルフなら大丈夫と勝手に決めた。
気候のいい時期だった。
週に1,2回、家内を誘ってパークゴルフへ行った。
そのパークゴルフ場で、
ご近所に住む自治会役員の方と挨拶を交わした。
「パークをやっているのなら、
ご近所だけの会があります。一緒にやりませんか?」。
何回かお会いした時、そんな誘いを受けた。
同世代の者同士で、気遣いはいらないと言う。
遠慮する理由がなかった。
家内と一緒に、その会に加えてもらった。
メンバーは20名程だった。
すぐに打ち解けた。
翌年から、月2回のパークゴルフ会が楽しみになった。
その会が契機となり、
ご近所に顔見知りが一気に増えた。
自治会の行事にも気軽に参加できるようになった。
それまでとは違うご近所付き合いが始まったのだ。
それが契機になった。
次第に頼まれ事が舞い込んできた。
それも縁と思い、
「私でいいのなら・・。」
と、できるだけ引き受けた。
自治会の役員に始まり、
パークゴルフ会の幹事、そして自主防災の委員等々。
初めての役割ばかりだった。
でも、どれも楽しみに変えた。
気づけば、右手の怪我が、
この町での人とのつながり、ネットワークを広げてくれていた。
そして、「こんなことまで」と思いつつ、
地元でコツコツと執筆活動を続ける『楽書きの会』から、
同人のお誘いを受けた。
7月末、その会へ最初の寄稿をした。
早々8月下旬の地元紙『室蘭民報』に私の随筆が載った。
誰よりも、私自身が嬉しさに震えた。
ナナカマドの実 もう真っ赤!
※次回のブログ更新予定は、9月27日(金)です
それから、250回も更新を重ねた。
その都度、話題に想いを巡らし、
何よりも私自身が楽しみながら続けてきた。
時々、4,5年前、そして2.3年前に記したものを
読んでみる。
赤面してしまうものも多いが、
「これも私」と自身を納得させ、削除などはしないことに・・。
さて、ブロクを始めた2014年だが、
伊達に居を構えて2年が経過した頃だ。
この年を、私は『節目の1年』と思っている。
しばしふり返る。
雪融けを迎えた3月、自宅前の車道は、
圧雪が氷結し、なかなか解けなかった。
そこで、ホームセンターで『氷裂き棒』なるものを買い求めた。
その棒を、打ち下ろし打ち下ろしして氷を割った。
それを使うと、路面の氷は面白いように砕け散った。
つい夢中になり、何日も何時間もその作業をした。
きっと、それが悪かったのだと思う。
夕食の時、手が震えて、
箸で食べ物がうまくつかめなくなった。
それを皮切りに、徐々に右手の異常が始まった。
親指に力が入らない。
手首付近の感覚が鈍い。
時々痛みが走る。
整形外科に行って、「箸がうまく使えない。」と訴えた。
でも、医者に軽くあしらわれた。
「年齢とともに、そうなるもんですよ。」
だって・・。
特段腕を動かさなくても、症状の悪化が進んだ。
4月下旬、総合病院で手指の専門医の診察を受けた。
『尺骨神経麻痺』のため手術が必要との診断だった。
連休明け早々、2時間半の手術を受けた。
全治を期待した。
しかし、術後の回復は、私を裏切った。
それまでとは違った痺れや痛み、麻痺に見まわれた。
執刀医は、徐々に良くなりますよと言うだけ・・。
数週間後、
「軽いジョギング程度ならいいです。」
とは言ってはくれたが、
長距離の運転や、腕を振るゴルフなどは、固く禁止された。
私は、悶々とした。
ジョギングで軽く汗を流した後、
読書以外に日常を過ごす方法がなかった。
新しい刺激を求めた。
右手のことを忘れる時間が欲しかった。
そんな時、ネットでいくつかのブログに出会った。
毎日更新するものから、不定期なものまで。
そして、内容の多彩さにも驚いた。
それまでブログに関わる機会がなかっただけに、
日に日に興味が拡大した。
「私もやってみようかな・・。やってみる!」。
そう思うまでに1ヶ月がかかった。
ブロク開設当初、
キーボードは左手だけがたよりだった。
余談だが、
今も右の薬指と小指は役立たずのまま・・。
週1回更新すると決めた。
想像していた以上に、充実感があった。
「すごいプレゼントが舞い込んだ。」
そんな想いで、気持ちが明るくなった。
2日をかけて、内容を吟味する。
その時間がよかった。
右手のストレスが和らいだ。
不自由さを忘れている時があった。
その上だ。
色々な角度からブロクを綴っている内に、
私自身への新しい気づきがあった。
そのくり返しが、私を育てていると実感した。
そう感じるようになるまで、時間を要しなかった。
この年齢になってもなお、自身を高めることができる。
それが嬉しかった。
『怪我の功名!』。
そんな言い方もできよう。
類似したことがもう1つあった。
その年の秋口だ。
手にわずかだが感覚が戻ってきた。
ゴルフクラブはまだしっかり握れないが、
パークゴルフなら大丈夫と勝手に決めた。
気候のいい時期だった。
週に1,2回、家内を誘ってパークゴルフへ行った。
そのパークゴルフ場で、
ご近所に住む自治会役員の方と挨拶を交わした。
「パークをやっているのなら、
ご近所だけの会があります。一緒にやりませんか?」。
何回かお会いした時、そんな誘いを受けた。
同世代の者同士で、気遣いはいらないと言う。
遠慮する理由がなかった。
家内と一緒に、その会に加えてもらった。
メンバーは20名程だった。
すぐに打ち解けた。
翌年から、月2回のパークゴルフ会が楽しみになった。
その会が契機となり、
ご近所に顔見知りが一気に増えた。
自治会の行事にも気軽に参加できるようになった。
それまでとは違うご近所付き合いが始まったのだ。
それが契機になった。
次第に頼まれ事が舞い込んできた。
それも縁と思い、
「私でいいのなら・・。」
と、できるだけ引き受けた。
自治会の役員に始まり、
パークゴルフ会の幹事、そして自主防災の委員等々。
初めての役割ばかりだった。
でも、どれも楽しみに変えた。
気づけば、右手の怪我が、
この町での人とのつながり、ネットワークを広げてくれていた。
そして、「こんなことまで」と思いつつ、
地元でコツコツと執筆活動を続ける『楽書きの会』から、
同人のお誘いを受けた。
7月末、その会へ最初の寄稿をした。
早々8月下旬の地元紙『室蘭民報』に私の随筆が載った。
誰よりも、私自身が嬉しさに震えた。
ナナカマドの実 もう真っ赤!
※次回のブログ更新予定は、9月27日(金)です
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます