奈良少年刑務所 ~最後の矯正展「空が青いから白を選んだのです」

奈良少年刑務所が来年3月末で廃庁となる。
よって、毎年9月に所内で開催されていた「矯正展」も今回が最後となった。

詩集「空が青いから白を選んだのです。」
奈良少年刑務所の受刑者たちが作った詩を集めている。
そのひとつ、受刑者の詩が歌に・・・


「くも」
受講者に詩を書いてもらい、その詩を本人が朗読し、みんなで感想を述べる。
様々な罪を犯して、入所してきた受刑者の更正を願うプログラムだ。
このプログラムの講師である、寮美千子氏は、このように語る。
『空が青いから白をえらんだのです』を読むと、彼らが今まで置かれてきた環境の悲惨さ、そしてどんな罪を犯した人間であっても更生する可能性があることを教えられる。
「心の扉が開いてこそ、人は罪と向き合うことができる。詩は、彼らの心の扉を開いた。罪を悔い、償いの心を忘れず、社会が温かく迎え入れてくれれば、彼らはしっかりと社会復帰への道を歩むことができるはずだ」
「受刑者は社会の被害者かもしれない」










廃庁後、ロシア教会を思わせる明治の名煉瓦建築は残されるという。
政府は博物館か民間委託のホテルを想定しているようだ。
建物が残されるのは喜ばしいことだが、この建物に刻まれた、受刑者や職員、更正教育支援ボランティアの想いも残してもらいたいものだ。

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奈良少年刑務所が来年3月末で廃庁となる。
よって、毎年9月に所内で開催されていた「矯正展」も今回が最後となった。

詩集「空が青いから白を選んだのです。」
奈良少年刑務所の受刑者たちが作った詩を集めている。
そのひとつ、受刑者の詩が歌に・・・




受講者に詩を書いてもらい、その詩を本人が朗読し、みんなで感想を述べる。
様々な罪を犯して、入所してきた受刑者の更正を願うプログラムだ。
このプログラムの講師である、寮美千子氏は、このように語る。
『空が青いから白をえらんだのです』を読むと、彼らが今まで置かれてきた環境の悲惨さ、そしてどんな罪を犯した人間であっても更生する可能性があることを教えられる。
「心の扉が開いてこそ、人は罪と向き合うことができる。詩は、彼らの心の扉を開いた。罪を悔い、償いの心を忘れず、社会が温かく迎え入れてくれれば、彼らはしっかりと社会復帰への道を歩むことができるはずだ」
「受刑者は社会の被害者かもしれない」










廃庁後、ロシア教会を思わせる明治の名煉瓦建築は残されるという。
政府は博物館か民間委託のホテルを想定しているようだ。
建物が残されるのは喜ばしいことだが、この建物に刻まれた、受刑者や職員、更正教育支援ボランティアの想いも残してもらいたいものだ。





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