ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

紫陽花の咲くころ ~御霊神社・元興寺塔跡(ならまち)

2020-06-09 | 花めぐり~6月

紫陽花の咲くころ ~御霊神社・元興寺塔跡(ならまち)

「ならまち」の一角に鎮座する御霊神社で紫陽花が見頃となっていた。

 奈良時代や平安時代には、無実の罪を着せられて非業の死を遂げた人の怨みが、怨霊となって災いを起こすと恐れられており、その怨霊を丁重にお祀りすれば御霊となって、守護してくれる神になるのではと考え、祟りの神を鎮める御霊会を行ったことが、各地に鎮座する御霊神社の始まりとされている。

 疫病流行の際には当社に祀る井上皇后、早良親王、他戸親王の神輿を各街道に据えて、悪疫の侵入を防ぐという御霊信仰があったという。

 最近は縁結びの神としても、有名である。


  御霊神社の北側に『史跡 元興寺塔跡』がある。 

    現在、ならまちと呼ばれる広大なエリア全体が元興寺の境内だったが、一揆や火災による消失のあと衰退し、現在は「極楽坊」「塔跡」「小塔院」の3つが別のお寺に分かれて残っている。  

 「塔跡」にあった五重塔は、江戸時代末期(1859年)に焼失するまでは、奈良の名所として知られ、伝承では72mで、興福寺の五重塔(約51m)をしのぐ高い塔であった。

 こちらの紫陽花も美しい。

 

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