「かつてない空海展」と博物館・界隈逍遥
奈良国立博物館で開催中の「空海 KŪKAI ― 密教のルーツとマンダラ世界」。
胎蔵界・金剛界という2つのマンダラ世界を、国宝や重要文化財などで立体的に展示された「かつてない空海展」だった。
平安時代初期に、弘法大師・空海が制作に関わったとされる国宝の「紫綾金銀泥絵両界曼荼羅図」(むらさきあや・きんぎんでい・え・りょうかいまんだらず)」別名「高雄曼荼羅」は当時、希少だった紫色の染料「ムラサキ」という植物の根である「紫根(しこん)」が使われていたことがわかっている。
2幅がそれぞれ縦横4メートルほどあり、仏の悟りと慈悲の世界を、金と銀の線で描かれている。
空海は、「密教は奥深く文筆で表し尽くすことが難しい。そこで図や絵を使って悟らない者に開き示すのだ」と述べたという。
確かに空海の書は私には理解不能であるので。
(TOP2点は美術館ナビより)
いつものように仏像館で撮影可の仏像を写す。
界隈を散策。紀寺町の璉珹寺へ。ニオイバンマツリの香しい香りに癒される。
こちらは、弥山に咲くというオオヤマレンゲ。
吉城園の新緑。
そして、締めは三条通のクラフトビール専門店「大和ブリュワリー」で、お疲れさん!