「ラピュタの要塞」と「リス」 ~友ヶ島探索 ③
第2砲台は、紀淡海峡を通過し大阪湾に侵入しようとする敵艦に対して真横から砲撃を加えるべく設置された「要撃砲台」で、友ヶ島西端北寄りの海岸沿いに位置する。
海沿いのため、敵艦の砲撃をまともに受ける可能性が高いので厚さ2mもあるコンクリート壁で覆われていたが、長い間の浸食や風化により、廃墟要塞と化している。
ジブリのアニメ「天空の城 ラピュタ」のイメージを彷彿とさせる友ヶ島のなかにあって、もっとも、ラピュタっぽい場所なのかもしれない。
「今は、ラピュタが何故、滅びたのか、あたし、よくわかる。」 シータ
人類が何故、滅びたのか、いつか、誰かが回顧する日が来るのだろうか。
旅館跡や住居跡の廃墟感も半端ない。
野奈浦広場にある唯一の食事処「らぴゅカフェ」横のベンチに何やら小さな動物が・・・
ラピュタやナウシカに出てきた「キツネリス」ではあるまいに・・・
かつて、観光用に放った「タイワンリス」が野生化しているようである。