バルスの伝説・地下迷宮 ~友ヶ島探索 ④
第4砲台は、沖ノ島の中心部やや東寄りの山中に位置し、東側の海域を防衛するために構築された。
第3砲台とよく似た構造で砲座間(大砲を設置していた場所)はすり鉢状になっており、360度全周を射界に捉えていた。
ただ、第3砲台跡が島観光のメインスポットであるのに対し、閉鎖されるのも早かった第4砲台跡は山林に埋没したままになっており公開されるようになったのもつい最近という。
当然、整備されるのも遅れたというわけだ。
その分、今でも懐中電灯がなければ入れないほどの暗闇の地下迷宮があり、まるでインディジョーンズになったようなスリリングな気分を味わうことができる。
そういう意味ではラピュタの「バルスの伝説」を一番、感じられるスポットかもしれない。
持参のランタンで奥に進む。(懐中電灯は現地で借用可能)
迷宮奥が、らせん状になっている。
第3砲台同様、看守衛舎跡は廃墟だった。
滅びの美学と豊かな自然が混在した島だった。神が宿るという神島が左に見える。
海を臨むブランコで風に揺られる島時間。
友ヶ島を後にする時が来た。
加太へ帰還。島を彼方に臨む。後方は淡路島。
<番外編>
加太の淡島神社、参拝。人形供養の神社には、只ならぬ気が満ちていた。