水生植物公園 みずの森 ③
日本各地に ‟モネ” の名を冠した庭や池がたくさんあるが、ここ、みずの森の庭園も ‟モネ” をイメージしている。
太鼓橋と睡蓮のコラボを描くモネの感性は日本人の感性と共通するものがあるのだろう。
また、園内には睡蓮だけでなく100種類のハスがあり、シーズンには咲き誇る。
この時期には「パラグアイ オニバス」の人が乗れるほどの巨大な葉に見入ってしまう。
琵琶湖の烏丸半島一体はかつて、日本最大級の蓮の群生地だったが、2016年に忽然と消えてしまった。
突然、消滅した理由として、湖底の泥の中のメタンガスが増えたことや湖底の土壌が、ハスの生育に適した粘土質から砂地に変化した等など複合的に作用したようだが、人力で元の姿に戻すのは難しいそうだ。
以前のようにハスの花に覆われた琵琶湖烏丸半島を何時か、また見てみたいものだ。
ハスの母神像(紀元前20世紀、サリー・デリー出土)。
比良山系と琵琶湖大橋を望む。