怪力無双「ストロング小林展」 ~京都プロレス美術館
「怒涛の怪力」と呼ばれていたが、あえて、「無双」とした。
「無双」と紫で揮毫された白いガウン姿のストロング小林が好きだったからだ。
猪木や馬場のようなカリスマではなかったが、ストロング小林は一時期の日本マット界に燦然と輝く足跡を残したレスラーだった。
ただ、彼にもう少し、ガムシャラな闘争心と我の強さがあったなら、歴史は変わっていただろうにと思うのである。
周りによくいる誰かのように我が強すぎたり、自己主張の塊ではなく、謙虚で誠実な彼はレスラーとしては、あまりに善人すぎた。
だからこそ、好感を持っているのであるが、そんな矛盾した想いが私の中には今もある。
下鴨神社にほど近い地にある「京都プロレス美術館」において、昨年、地元の東京都青梅市で開催されて以来の「ストロング小林展」がGWに開催されていた。
「京都プロレス美術館」はプロレスマニアの湯沢館長の私邸の一室にあるプロレスファンが集う憩いのリングである。
国際プロレスは小さいながら、パイオニアだった。
日本人最初のマスクマン「覆面太郎」だった新人時代。
敗れたりといえど、ストロング小林がレスラーとして、もっとも輝いたアントニオ猪木戦。
オリエンタル・ブルーノと云われた時代。本家のサンマルチノとMSGで対戦。
ビッグ3の時代。
ラリー・ヘニングと私邸で。リングを降りると親友だったようだ。
猪木・アリ戦も展示されていた。
途切れぬ来客に湯沢館長、大忙しだった。
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