鎌倉 Story ① ~プロローグ 「鶴岡八幡宮」
明日から、いよいよ12月という日、「そうだ鎌倉、行こう。」と突如、思い立ち、仕事が終わったあと、夜行バス車中の人となった。
そして、早朝には鎌倉駅東口に降り立っていた。
開店準備に忙しい小町通りを通り抜けると朱塗りの巨大な鳥居が見えてきた。
鶴岡八幡宮は鎌倉を代表する古社のひとつで、源氏の氏神である京都の石清水八幡宮を源頼義が由比ヶ浜辺に祀ったことが始まりとされる。
その後、1180年、源頼朝が鎌倉入りするや由比ガ浜の八幡宮をこの地に移した。
三ノ鳥居の前には元社があった由比ヶ浜まで続くという一直線の参道が伸びていた。
弁財天社を祀った東の池は源氏池。
静御前が義経を慕い、心を込めて舞ったという「舞殿」。
鮮やかな朱色の御本殿は、代表的な江戸建築で、国の重要文化財に指定されており、鎌倉のシンボルの一つ。
鎌倉武士の守護神の宗社である。
掲げられた額の「八」の字は、神聖な神の使いとされている二羽の鳩で表現されている。
武士の社らしく、「随身門」の入り口両側には、仁王様でなく、随身(=平安時代以降、貴人護衛にあたった武人)が鎮座している。
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