白彼岸のころ ~元興寺・極楽房
南都七大寺のひとつ、元興寺は日本最古の寺院・飛鳥寺が遷都の際、平城京内に移転した寺院である。
極楽房の屋根瓦には飛鳥時代のものが使われているというから驚きだ。
当時は東大寺・興福寺と並ぶ大寺院であったが、中世以降、衰退し、建物跡により三つに分立した。
今回は例年のように訪れる一番大きな旧称「元興寺極楽房」へ。
萩、シュウメイギク、芙蓉、彼岸花が咲いていた。特に白彼岸が印象的だった。
一日の殆どを寝たきりで過ごす母をやっと、外に連れ出す。段差があまりない寺へ参詣。
長引く介護生活の中で一瞬の青空。白彼岸のころ、また思い出すだろう。
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