菜の花と桜 ① ~山の辺の道
天理市の道の駅「なら歴史芸術文化村」のすぐ南に「幾坂池の一本桜」がある。
堂々としたソメイヨシノの一本桜で堰堤にあるので一際、存在感がある。
このあたり、古代の幹線道路「山の辺の道」の中間点にあたり、ここから、更に南方面へ「山の辺の道」のほんの触りの区間を歩いてみる。
道は古墳や石仏の間を縫うように続く。
程なく、山の辺の道沿いに相当な古社がポツンと鎮座しているのに出会う。
夜伽(やつぎ)神社、若しくは夜都伎(やとぎ)神社とも云われ、拝殿後方、瑞垣に囲まれて檜皮葺・一間社春日造の朱塗りの本殿が建っており、「武甕槌命社」が祀られている。
桜の下に「山の辺の道ははるけく 野路の上に 乙木の鳥居 朱に立つ見ゆ」と刻まれた石碑がある。
更に集落を抜けて、竹之内を目指す。
このあたりを一人で旅する、インバウンドさんには旅のエキスパートが多そう。
意外なところに日露戦争の痕跡があった。
久し振りに竹之内の菜の花畑に到着。二上山と大和盆地を望む。
出逢ったハイカーがこの案山子を見て、「ガザを連想する」と言った。
平和なひとときを過ごせることに感謝したい。
(4月6日撮影)
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