ヴォーリズがいた風景・レトロ・モダンな町並み ~近江八幡 八幡堀エリア・逍遥 ③
日牟禮八幡宮の大鳥居の向かいに建つ、なんとも異彩を放つ建築物「白雲館」。
和洋折衷というより、“擬洋風建築”というべきか。
白雲館は、明治10年(1877年)に教育施設「八幡東学校」として建築され、現在は観光案内所となっている。
魚屋通り沿いにヴォーリズ像が建てられている。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880~1964)
アメリカ合衆国カンザス州生まれのウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880~1964)。24歳の時にYMCAの紹介でキリスト教伝道のために来日し、建築家としても全国で教会や学校、ホテルなど1600件にものぼる建物を設計した。また、近江セールズ株式会社の創立者の一人としてメンソレータム(現・近江兄弟社メンターム)を広く日本に普及させた実業家でもある。一柳満喜子と結婚後、一柳米来留 ( ひとつやなぎめれる )と名のり帰化。近江八幡市名誉市民第1号に選ばれる。(まっぷるnetより)
建築家・キリスト教の伝道者・実業家として貢献するとともに近江八幡をこよなく愛した人物であったようだが、誰しも一度はお世話になったであろう、「メンタム」を普及させた人でもあった。
像の向かいには(株)近江兄弟社のメンターム資料館がある。
半世紀以上を近江八幡で過ごしたヴォーリズの旧家であり、現在は資料館として愛読書や遺品などを展示するヴォーリズ記念館。
ヴォーリズ学園は近江兄弟社グループの学校法人でこども園・保育園・小学校・中学校・高等学校がある。
和菓子の老舗「たねや」さん。
界隈には新町通りはじめ、古い町並みが残っている。
江戸時代末期から明治にかけて建築された商家が整然と残る重要伝統的建造物保存地域でもある。
近江商人のふるさととして、歴史ある街の景観や文化の保存運動の賜物だろう。
近江国を起点に他国へ行商した近江商人の仕事や暮らしぶりをしのぶことができる。
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