桜の咲くころ ~大野寺の百花繚乱
大野寺は役の行者が開き、天長元年(824)、弘法大師によって堂宇が建立されたと伝えられる室生の古刹。
室生寺の西の大門に位置する宇陀川沿いに立つ。
対岸の切り立った岩壁には弥勒摩崖仏が線刻されており、これは13.8mと国内で最も高い磨崖仏である。
枝垂桜の名所であるが、3月31日訪問時は、一部を除き、まだ、ちらほらの状況だった。
サンシュユと摩崖仏。
摩崖仏修理の際、拓本を取ったということで、本堂に展示されていた。
境内では、桜だけではなく、レンギョウ、土佐ミズキ、白モクレン、スイセンが咲き乱れていた。
まさに百花繚乱の春到来。