伊豆 松崎・なまこ壁の町並み ~伊豆半島紀行 ⑦
松崎町は、伊豆半島西海岸南部に位置し、西は駿河湾に臨み、東には天城山系の山々を配し、コンパクトにまとまった小さな町。
町役場のキャッチフレーズ「花とロマンの里」「日本で最も美しい村」があながち、誇張とは思えない情緒ある街だった。
特に「なまこ壁の町並み」は、松崎の風情を代表する景観。
「なまこ壁」とは、壁面に四角い平瓦を並べて張り、その継ぎ目を漆喰で海の生き物「なまこ」のように盛り上げるスタイルからその名称がついた。
江戸時代に防火、防風を目的として普及したが、老朽化や建て替えなどで全国的にも希少となっているのだが、松崎町には、まだ多数、現存している。
インパクトのあるデザインの時計塔がある「中瀬邸」は明治20年(1887年)に呉服問屋として財を成した豪商・依田直吉の邸として建てられた。
呉服店の屋号が「中瀬」だったため、中瀬邸と呼ばれており、現在は伊豆半島ジオパークビジターセンターや観光案内所、無料休憩所、民俗資料館となっている。
松崎町では数々のロケが行われたことでも知られている。
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