ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

銚子電鉄のパンフレット

2013年05月30日 | 銚子電鉄
銚子電鉄のパンフレットが新しくなりました。表紙の写真は地下鉄丸の内分岐線カラーのデハ1002で変わっていません。「祝!銚子電鉄は今年で開業90周年」の文字が入りました。



写真が変わっていなかったので、見逃していました。銚子駅の観光案内所で見つけました。変更ページは他にもありました。

路線図に使われている写真が増えています。これまでは5枚の写真でしたが、今回は8枚になっています。銚子駅、海鹿島駅、犬吠駅の写真が増えました。また、笠上黒生駅の列車交換の車両が現在のデハ1001とデハ1002に変わっています。



車輌紹介も新しくなりました。2000形(2002+2502)が元京王電鉄カラーの写真に変わりました。デハ1001とデハ1002は説明文は同じですが写真が差し替えられています。また、デキ3も黒色に戻りました。



「これまで活躍した車輌たち」もデハ101、デハ201の写真が新たに入り、デハ501の写真も変わりました。



最近オークションで購入した銚子磯めぐりのパンフレットです。小型のパンフレットで、発行は銚子鉄道株式会社です。銚子鉄道株式会社の設立は大正11年10月10日で、昭和23年8月20日に現在の銚子電気鉄道株式会社に社名変更されています。(同社「沿革」より)

このパンフレットは、この間に発行されたものということになります。



裏面の説明文「銚子案内」や磯めぐりの鳥瞰図から、発行時期を考えてみます。

「銚子案内」の大銚子の項には「洋々たる大利根を左腹に抱い、渺茫(びょうぼう)たる太平洋に恰もその右手を延ばせしが如く横はるこの丘陵こそ、銚子、本銚子、西銚子を含む本邦最東の地、大銚子の總體である。」とあります。

また、「本銚子町」との記述もあることから、昭和8年2月11日の銚子市市制施行前の発行であることがわかります。

銚子鉄道の営業開始は大正12年7月5日でした。磯めぐり図の銚子鉄道の駅名を見ると、笠上黒生駅があります。笠上黒生駅の開業は大正14年7月1日なので、発行はこれ以降ということになります。(銚子電鉄歴史資料館 vol.1)

更に、君ヶ浜駅はまだありません。君ヶ浜駅の開業は昭和6年6月21日なので、これより前の発行ということになります。(銚子電鉄メルヘン駅舎(各駅案内))

これ以外の資料は見つかっていないので、大正14年(1925年)から昭和6年(1931年)の発行と推定しておきます。磯めぐり図です。



銚子電鉄関係のホームページも更新し、パンフレットのページなどを新たに作りました。

銚子電鉄の旅

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