ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

ライブツアー2011~風のゆくえ~東京公演

2011年12月12日 | 西島三重子
12月9日の金曜日、ライブツアー2011の最後を飾る南青山マンダラライブに行って来ました。

開場は6時30分、5分ほど前に到着しました。外苑西通りの入口からマンダラの看板を撮影




入場するのは通常は裏口?からです。開場前はこちらに並びます。今日のライブの案内が出されています。




開演になる前にステージを撮影

7時33分開演です。今日の演奏メンバーが席に着きました。ギター(編曲も)平野融さん、ドラムス 平野肇さん、ピアノ、キーボード 陶山 進さんが今日のメンバーです。

西島三重子さんが登場、椅子に腰かけてギターを持ちました。すぐ曲が始まるのかと思ったら、いきなりのお話。どうやらギターを持ったので、デビューのころの話がしたくなったようです。10分以上だったのではないでしょうか。ワーナー時代の興味深いお話が聞けました。

岩崎宏美さんと同期で、事務所も同じだったこと。芸映プロダクションですね。新宿音楽祭の話もありました。大賞は岩崎宏美さんと細川たかしさん、敢闘賞でバンバンが呼ばれ、もうないと思ってギターをしまったあとに呼ばれて、慌てたことなどのお話がありました。

敢闘賞を受賞した第8回新宿音楽祭。西島三重子さんは向かって左端にいます。ひとりだけそっぽを向いていますね。

    『コンフィデンス』昭和50年10月27日号

なお、この号には音楽評論家、伊藤強さんの興味深いレポートが載っています。少し引用すると

「新宿音楽祭で西島三重子という歌手が敢闘賞を獲得しました。テープ審査の段階ではまだレコード発売以前、20名の銅賞が決定され、それが発表された日がレコードの発売日という、本当の新人でした。本人はもとより、まわりの人間も、銅賞として20人のなかに選ばれることはもちろん、そのなかから敢闘賞を受けるなどとは全く予想もしていなかったはずです。

(中略)

 集計が出て、順位がつけられたとき、上位に西島三重子が入っていたことを、審査員のほとんどが不思議には感じなかったように思います。むしろ当然というふんいきだったのです。(後略)」
  「伊藤強のチェックポイント 音楽賞の審査員として」

先日ワーナー・パイオニア時代のアルバム5枚をCD化したボックスが発売になりました。これで、

「『のんだくれ』を歌う彼女の淋しさを漂わせる澄んだ声」
              (『guts(ガッツ)』昭和51年3月号)

を堪能することができます。

第一部は約1時間で、ギターを持って「のんだくれ」「池上線」「冬のかもめ」とワーナー時代の曲から始まり、メディアリング時代の「青春のシュプレヒコール」や「サラベイ」も歌っていただきました。

第二部は8時45分に開演、12月っぽくクリスマスなどの歌を集めたとのこと。「午前0時のシンデレラ」から始まりました。次の曲はアルバム『水色の季節の風』から「マッチを擦れば」。昨年の2daysライブでも歌いませんでしたから、久し振りです。

4曲歌ったところで、「飛び入り」で客席にいた大杉漣さんがステージに呼ばれ、「青空」を歌いました。4月のコンサートの再現です。

そして、やはりこの時期、この歌は欠かせません。「やさしくなれる季節だから」。最高でした。

ライブ終了後のサイン会で、サインをいただきながら、新曲の「時の扉をノックして」の作詞はどなたかを聞いてみたところ、「みろく」さんでした。新しいアルバムの作成にはみろくさんの力が必要と思います。今の西島三重子さんの世界をいちばん表現できる作詞家はみろくさんではないでしょうか。

素晴らしい新曲がたくさん生まれることを願っています。

マンダラライブのセットリストです。

 第一部
1.のんだくれ(『風車』)
2.池上線(『風車』)
3.冬のかもめ(シングル『愛の行先/冬のかもめ』)
4.青春のシュプレヒコール(『Bon Courage』)
5.サラベイ(『つまんないものよ、私の心』)
6.シベールの日曜日(『水色の季節の風』)
7.時の扉をノックして(作詞:みろく 作曲:西島三重子)
8.おひさまのたね(『夢のあとさき』)

 第二部
9.午前0時のシンデレラ(『IMAGE』)
10.マッチを擦れば(『水色の季節の風』)
11.サイレント・デイズ(作詞:児島由美 作曲:西島三重子)
12.SHADOW(『SHADOW』)
  ○大杉漣さん「青空」(西島三重子さんコーラス) 
13.天体望遠鏡(『LOST HOUR』)
14.ジンライム(『さめないうちに・・・』)
15.ザ・クリスマスソング
16.やさしくなれる季節だから(『つまんないものよ、私の心』) 
 アンコール
17.スターダスト(西島三重子さん訳詞)
18.星くずのララバイ(『Bon Courage』)

コメント

泉鏡花記念館、徳田秋聲記念館

2011年12月08日 | コレクション
11月16日、湯涌温泉からの帰りはバスを「橋場町」で降りて、この近隣の記念館を巡りました。最初は泉鏡花記念館です。



前庭にある鏡花父子像、鏡花の父と鏡花です。

観覧券とパンフレットです。


企画展「泉鏡花アンソロジー」が開催中

しっかりしたガイドペーパーもあります。

館内には社会科の授業でしょうか、小学生の団体が係員の説明を受けていました。小学生に鏡花?とも思ったのですが、郷土の偉人ということなのでしょうね。

ショップで『鏡花幻想』と小冊子『ふるさとの文学者小伝 泉鏡花』を購入。波津彬子さんの『鏡花夢幻』などのコミックスも置いてありました。そういえば波津彬子さんも金沢在住ですね。


泉鏡花記念館から歩いて1、2分で金沢蓄音機館です。明治、大正、昭和の時代に活躍した蓄音機を見ることができます。



「聴き比べ」ができる時間もあるのですが、残念ながら時間が足りないので今回はできませんでした。

最近MEG-CDで「金沢蓄音機館 クラシック名曲コレクション」50作品が発売になりました。今度船橋に行った時に購入したいですね。

金沢文芸館も道路を挟んですぐの所にあります。「金沢の文芸活動の拠点、発信基地となるべく開設され」たとのこと。2階に金沢五木寛之文庫があります。

金沢は五木文学のスタート地点であり第二の故郷」とのこと。作詞をしたシングルレコードも飾ってありました。なぜかフォークルの「青年は荒野をめざす」がありませんでした。



徳田秋聲記念館も歩いて5分ほどの所にあります。



観覧券とパンフレットです。


観覧時に開催していた企画展


売店で図録を購入

金沢市文化施設「カルチャー・ポイント・サービス」を実施していました。これはスタンプラリーのようなもので、ポイントをためると記念品がプレゼントされます。今日一日で5館を訪問したので、「一筆箋」をいただきました。


金沢三文豪の残る一人は室生犀星です。記念館もあるのですが、展示替えで休館でした。もっとも少し離れた場所にあるので、時間的に厳しかったと思います。

バス停を教えていただいて、歩きながら撮影。浅野川に架かる歩行者専用の「梅ノ橋」からの風景です。徳田秋聲記念館は浅野川のほとりに建っています。





泉鏡花が好んで散策したという、浅野川に沿った「鏡花の道」。

橋場町のバス停に戻りバスを待ちましたが、特急の発車時間まであまり余裕がありません。結局タクシーで金沢駅に向かい、予定通り特急はくたか、新幹線ときで帰ってきました。

コメント

金沢湯涌夢二館

2011年12月03日 | コレクション

11月16日(水)、金沢湯涌夢二館を中心に記念館めぐりをしました。

前日の天気予報では雨模様だったのですが、この日はまったく雨はありませんでした。3日間でいちばん良い天気でした。

金沢駅東口発、9時45分の湯涌温泉行きバスで出発です。10時30分ころ湯涌温泉に着きました。左側に乗ってきたバスが写っています。


少し歩いて行くと郵便局がありました。今日は平日なので開いています。

 


ポスト型はがきもありました、風景印もあるということで、押していただきました。

 


ふるさとフレーム切手の「金沢の奥座敷 湯涌」があったので、こちらも購入。


夢二館まではもう少し歩きます。


「金沢湯涌夢二館」です。「湯涌は、夢二が心から懐かしんだ『もう一つの故郷』だった」とのこと。

 

 


竹久夢二の胸像が庭にありました。


夢二式美人「乙女二態」の一人が玄関前でお出迎え。

 


チケットを購入、300円でした。実は金沢文化施設共通観覧券というお得なチケットがあります。1DAYパスポートは、500円で1日中記念館めぐりができます。しかし、私の場合チケットも収集したいので、このパスポートは使いませんでした。


パンフレットです。他の記念館で見つけたパンフレットも含めて、3種類がありました。この内の2つです。

 


現在開催中の企画展は「竹久夢二と大正イマジュリィの世界」です。


観覧後受付に戻り、ミュージアムショップで夢二グッズを探しました。まず図録、美術館等訪問の際はなるべく購入するようにしています。


こちらは小型のかわいい冊子です。


竹久夢二の絵はがきはたくさんの種類が発行されています。金沢湯涌夢二館のオリジナル絵はがきブックがあったので、こちらを購入。あとはCD等を購入しました。


テレホンカードについて聞いてみました。平成12年開館とのことなので、当然ないと思っていたのですが、以前は発行されたこともあったようです。これはぜひ探してみたいですね。

竹久夢二のテレホンカードに関連して興味を引いたのがこのチラシです。


静岡市美術館の案内チラシです。竹久夢二の展示品は「郷土史家でもあり夢二ファンである志田喜代江氏が蒐集した、全国でも珍しい女性の視点からのコレクション」とのこと。

夢二のテレホンカードを収集していくと、発行元のわからないテレカがあります。その中でも初期のカードで「志田喜代江蔵」と記されたテレホンカードが10種類ほどありました。


これが志田喜代江氏コレクションによるテレホンカードだったのですね。この展覧会にも行ってみたいです。

付近を散策しながらバス停に向かいました。


街中で目を引いたのがアニメ「花咲くいろは」関係のポスターです。私はこのアニメはまったく知らなかったのですが、このアニメに基づいた「ぼんぼり祭り」が10月9日に開催され、盛況だったとのこと。

ぼんぼり祭りラベルのゆずサイダーがあったので、記念に購入してバスの中で飲みました。おいしかったです。

 


少し長くなったので次回に続きます。

コメント