11月6日(木)、『ミステリーボニータ』12月号が発売になりました。
「モンスター殺人事件 その三」掲載です。巻頭カラー61ページ。全3部作がついに完結です。
そして、この号は『高階良子画業50周年記念号』です。スペシャル企画として、先生の足跡をたどる作品年表「高階良子クロノロジー」、デビューから未来までを語る「スペシャルインタビュー」が掲載されています。
先生、改めましてデビュー50周年おめでとうございます。
デビュー作について「スペシャルインタビュー」では、「・・・それで同人誌に誘われて、もう喜んで「はい」って。描いて原稿を送っているうちに、その1つを貸本屋のほうへ回してくれて、採用されて。」とあります。
この掲載雑誌(貸本)が若木書房から発行されていた『ゆめ』でした。
月刊少女漫画シリーズ「ゆめ」第2号 No.68 定価220円
貸本誌の奥付には発行年月日が記載されておりません。私は若木書房の貸本発行の状況から、昭和40年2月号ではないかと推定しました。そして当初は高階先生のデビュー年は昭和40年ではないかと考えていました。
しかし、当時設置していた掲示板に次の様なご指摘をいただきました。
「高階良子のデビュー作についてですが、あれはやはり39年でよいのではないでしょうか?当時2月号は前年の12月に発売されておりました。彼の年、発売されたばかりのゆめ2月号を手にしたのが12月の末であったことを、私は今でもはっきり覚えています。」
ハンドルネームは「ダイとカイ」さんでしたが、このように言い切れる方はお一人しかいません。
デビュー作「リリ」のとびらページです。
インタビューに出てくる「同人誌」は「新児童少女マンガ界(略して新界)」の会誌『若草』です。
「若草」第73号(最終号)新児童少女漫画界 昭和46年12月20日発行 発行人 草ノヒカル
途中で「マンガ界」から「漫画界」に変わっています。「若草」第72号(山田美根子特集号)の巻頭には残暑お見舞いが掲載されており、杉本啓子、大岡まち子先生などと共に高階良子先生のお名前もありました。
「新界」については、これまであまり知られていなかったと思います。しかし、最近同人であった笹生那実さんの個人誌「『若草』物語」全3巻が発行されましたので、これから研究が進むのではないでしょうか。
下巻には高階良子先生の描いた「46号裏表紙」も掲載されています。デビュー前の『若草』掲載作品も読んでみたいですね。「新界」については、また改めて書きたいと思います。
『高階良子選集』は23巻で終巻となりましたが、11月から画業50周年の偉業を記念して、コミックス「高階良子デビュー50周年記念セレクション」シリーズの刊行が始まります。第1巻は『ダークネス・サイコ1』、11月14日(金)の発売です。
何と雑誌デビュー作の「夕やけ雲はしっている」も収録されます。「カラー口絵&描きおろしもついた、まさに必読の一冊」ですね。
「モンスター殺人事件 その三」掲載です。巻頭カラー61ページ。全3部作がついに完結です。
そして、この号は『高階良子画業50周年記念号』です。スペシャル企画として、先生の足跡をたどる作品年表「高階良子クロノロジー」、デビューから未来までを語る「スペシャルインタビュー」が掲載されています。
先生、改めましてデビュー50周年おめでとうございます。
デビュー作について「スペシャルインタビュー」では、「・・・それで同人誌に誘われて、もう喜んで「はい」って。描いて原稿を送っているうちに、その1つを貸本屋のほうへ回してくれて、採用されて。」とあります。
この掲載雑誌(貸本)が若木書房から発行されていた『ゆめ』でした。
月刊少女漫画シリーズ「ゆめ」第2号 No.68 定価220円
貸本誌の奥付には発行年月日が記載されておりません。私は若木書房の貸本発行の状況から、昭和40年2月号ではないかと推定しました。そして当初は高階先生のデビュー年は昭和40年ではないかと考えていました。
しかし、当時設置していた掲示板に次の様なご指摘をいただきました。
「高階良子のデビュー作についてですが、あれはやはり39年でよいのではないでしょうか?当時2月号は前年の12月に発売されておりました。彼の年、発売されたばかりのゆめ2月号を手にしたのが12月の末であったことを、私は今でもはっきり覚えています。」
ハンドルネームは「ダイとカイ」さんでしたが、このように言い切れる方はお一人しかいません。
デビュー作「リリ」のとびらページです。
インタビューに出てくる「同人誌」は「新児童少女マンガ界(略して新界)」の会誌『若草』です。
「若草」第73号(最終号)新児童少女漫画界 昭和46年12月20日発行 発行人 草ノヒカル
途中で「マンガ界」から「漫画界」に変わっています。「若草」第72号(山田美根子特集号)の巻頭には残暑お見舞いが掲載されており、杉本啓子、大岡まち子先生などと共に高階良子先生のお名前もありました。
「新界」については、これまであまり知られていなかったと思います。しかし、最近同人であった笹生那実さんの個人誌「『若草』物語」全3巻が発行されましたので、これから研究が進むのではないでしょうか。
下巻には高階良子先生の描いた「46号裏表紙」も掲載されています。デビュー前の『若草』掲載作品も読んでみたいですね。「新界」については、また改めて書きたいと思います。
『高階良子選集』は23巻で終巻となりましたが、11月から画業50周年の偉業を記念して、コミックス「高階良子デビュー50周年記念セレクション」シリーズの刊行が始まります。第1巻は『ダークネス・サイコ1』、11月14日(金)の発売です。
何と雑誌デビュー作の「夕やけ雲はしっている」も収録されます。「カラー口絵&描きおろしもついた、まさに必読の一冊」ですね。