9月の台風21号被害は、ここ泉南市でも被害が大きく、関空の連絡橋にタンカーが衝突したニュースは今も生々しいです。
近隣の家屋では瓦が飛ばされ、空に舞っている光景が目に焼き付いています。
一変してブルーシートの風景が今も続いています。わがアトリエも例外ではありません・・・
瓦の供給が追い付かず、補修をしたくても業者が見つからない。地元の業者は今も4~5十件の工事を抱えて休みなしの作業に追われているようです。
待っていてもらちが明かないので、自力で補修をしました。
平均年齢70の三人組、
一人は塗装職人で梯子を上るのは大の得意。屋根の知識もあるというので、ヅッコケ三人組が屋根補修に挑戦しました。
災害の瓦礫置き場から使えそうな瓦を拾い瓦の形を整えるのは、三人のリーダー(にわか棟梁)。その横と影がその弟子という訳です。
屋根に上がるのは、棟梁と私
まずは格好からと、地下足袋を購入。
はじめて履きましたが、いくつもあるこはぜ(ボタン金具)をはめるのが一苦労でした。
梯子を上る緊張感は今もドキドキします。
命がけというのはすごいものだと、あらためて思ってしまいました。職人さんのありがたさが身に沁みました。
めでたく無事完了。
ヅッコケ三人組の絆も深まりました。
ハシゴって昇る途中でウシロにスーッと動く。
あれが快感・・もとい、遺憾。
資材を肩に乗せて、1~2階間を歩いてハシゴを昇り降りする大工さんを見かけたことあります。
つまづいたら危ないと思いました、はい。
sure_kusaは高所恐怖症であります。
そして”待っていてもらちが明かないので、自力で補修をしました。”~”災害の瓦礫置き場から使えそうな瓦を拾い瓦の形を整える”
「本当に驚きました。そして…そうした生活に根差した技術は…敬意を抱きます。」
まずその発想からなかったので
”梯子を上る緊張感は今もドキドキします。”~”
命がけというのはすごいものだと、あらためて思ってしまいました。職人さんのありがたさが身に沁みました。”
…そうした体験も貴重に見えます(個人的な~なのですが、職人の技術を目の当たりにする機会がめっきり減った気もします。…昔ながらの店で、自転車の修理を直に見てしみじみ。)
興味深いお話に感謝を書きたくなり…。記事に感謝を!
先端まで上るころには、恐怖だけで、全身が落ちないためだけに動くという感じでしたね。
怖かった~~ほんとです・・・
たった一瞬の間違いが、死につながる感は最高ですね。本気で生きているっていう実感ですか^ね^
高所恐怖症は身を守るためのシグナルで、「症」ではなく「匠」でありま しょう。
ありがとうございました。
地に足を付けている幸せを共に分かち合いましょう^ね^
つまり巌流島の決闘映画を見ていても味わえない現実の命のやりとりなんです。
小次郎の長剣の上を飛ぶ武蔵の心境は、かっこいいのではなく、最先端の梯子の上の心境に近いんだと思ったのです。
この死の恐れを克服したものだけが剣豪となって、皮を切らせて骨を切ることが出来る。
この恐怖を体験しないと、決して本当には剣豪を理解できないと・・
あれ、なんの話たっけ??
我が家も屋根の一部が飛んで、便利屋さんに修理して貰いました。
高い所で作業していただいたことに感謝して「お釣りは要りません。」
などと、かって言ったことのない台詞を口にしました。
本当に高所の作業は命のやりとりです。
それでも、屋根は放って置けませんしね。ご苦労様でした。
お疲れさまでした。
屋根上から見下ろす地面と 地面から見上げる屋根、
距離感は見下ろすほうが2~3倍はしますからねぇ。
よくぞ!棟梁のお弟子さんをつとめられました。
私は小さい頃から屋根に上るのが大好きでした。
祖父が大工の棟梁でしたから、祖父にねだっては
竣工式で屋根に上らせて貰ったりしていました。
中学、高校でも壁面を伝って屋上に上ったりしましたね。
普段は禁止されていますが、体育祭になると公認!
先を競って屋上に上っていました。
でも、今それをやれ!と言われれば どうでしよう・・・。
足が震えフリーズ!かもしれませんね、特に降りるときは!
ともあれこれでこれからの季節もご安心でありましょう。
ご家族の皆さんも 「見直した」 と仰ってるのでは?
屋根も高いですけど、しばらくのしてんてんさんの鼻も高いですね(笑)
「空より高く」をおくります。
https://www.youtube.com/watch?v=nX0p124kR3c
でも、修理で来て一安心です。
うちの近くにも便利屋さんの看板があるのですが、屋根の修理までやってくれるのですね。私は対象外だろうと声をかけなかったのですが、そう言う選択肢もあったのですね。
「釣りはいらねえよ」
言いたいセリフですが、なかなか言えませんよね。
お互い、台風のおかげでよき体験?出来たのだと思うことにいたしましょ^う^
さっそく拝聴しながら、キーボードに向かっております。
あれ、これ「蛍の光」・・・
スコットランドの民謡だそうですが、私などは即卒業式を思い浮かべます。
無事屋根修理を卒業しまして、今は感慨深いものがあります。
本物の棟梁の御家系だとは、奇遇ではありますが、うれしいかぎりです。
かくいう私も屋根は子供の時代から好きで、よく寝転がって空を見ていましたよ。
夕暮れから星空に変わる頃がゴールデンタイム。
この至福感を共有してして頂けそうで嬉しいです。
ありがとうございました。
「蛍の光」・・・原題は「Auld Lang Syne (Old Long Since)」
スコットランド民謡であり スコットランドの準国歌と言われています。
シセルとロッドの歌をご紹介します。
現代語訳も付しました(笑)
Sissel 「Auld Lang Syne」
https://www.youtube.com/watch?v=UOwNBP_B1xo
Rod Stewart 「Auld Lang Syne」
https://www.youtube.com/watch?v=Al7ONqrdscY
かつて ともに語り合った日々を すっかり忘れていました。
それほど永い年月が経ったのでした。
あなたと過ごした あの懐かしい日々を思いおこし
私たちの懐かしいあの日々のために グラスを傾けましょう。
グラスは かつてそうしたように一息にのみほしましょう。
あなたと私が ともに慈しみあった日々に感謝をこめて・・・。
山の裾野を駆けまわり ひなぎくの花を摘んだことを憶えていますか?
思えば 私たちは そのように人生の野を駆けまわってきたのでした。
朝早くから日の暮れるまで 小川のほとりを 広い海辺を
ふたりで ただ黙々と歩きつづけた日々を懐かしく思いおこします。
いま もういちど なみなみと注いだグラスをのみほします。
ふたりの 遠く懐かしく愛しき日々よ 甦れと・・・。